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ありがとうございます。とてもいい質問ですね。

いえいえ、もともとロシアは上位に入っていません。原油も天然ガスもせいぜい４位が最高位で割合もわずかです。距離的に近いのに輸入量が少ないことは意外なことかと思います。

実は数十年前からロシアからパイプラインを引くという計画があり、実際稚内市などはかなり乗り気だったのですが（稚内市のホームページにロシアとのパイプライン建設に関する話題があったように思います）なぜかこの動きは全く進んでいません。

地理ではウクライナ侵攻は「なかった世界線」なのでこれによる影響がテストに問われることはなく、依然として普通にロシアの産業については出題されています。エネルギー供給や農業などに特徴がある国ですよね。

日本の天然ガス（液化天然ガス）の主な輸入先はオーストラリアやマレーシア、インドネシアです。日本がこれら地域のガス田開発に積極的に参加した経緯があり（長くインドネシアは日本のＯＤＡ供与先１位でした）、現在も大手商社を中心に現地の政府や企業に食い込んでいます。

ですので少なくとも2000年以降の長期スパンにおいて（そもそも統計はさほど変わるものではありません）天然ガスの主な輸入先としてはこちらの豪州と東南アジアを知っておけばいいかと思います。「日本にはパイプラインがなく、船舶による輸送が主である」というように理屈づけておけばいいでしょう。冷却し液化した状態で専用船によって運搬されています。

個人的な考えとしてはなぜとっととパイプラインを作らないのか？という疑問があります。ロシアからのパイプラインが建設されていれば日本のエネルギー需給はスムーズだったはずです。

さらにいえばサハリンでは日本とロシアが合同でガス田開発をしています（サハリン・ワン）。当初参画していた米系企業が手をひき、今回のウクライナ問題で欧州も撤退しました。サハリンのガス田はロシアと日本が独占して開発しています。

正直なところ、ウクライナ侵攻はロシアとウクライナどちらが悪いのかなど分かりません。それは歴史が判断を下すことであり、同時代を生きる我々が判断できるものではありません。

今回の戦争には徹底して無視の姿勢を決め込み、むしろ親ロシアであった方が将来的な原油と天然ガスの供給については安定するはずだという意見も散見されます。

日本からその領土が目視できる唯一の国がロシアですよね。お「資源を売りたい」ロシアと「資源が欲しい」日本との関係はもっと近道であっていいのかもしれません。

sanさんもいろいろと考えてみてくださいね。

資源・エネルギーについて質問です

初めまして、こんにちは。
スタディサプリ2025年版を受講しています。
この12講のエネルギー資源、石炭、原油、天然ガスの日本の輸入先について質問です。
日本の輸入上位国にロシアが入っていませんが、
これはウクライナ侵攻への制裁から来る最近だけの傾向なのでしょうか、
もし2022年以前の統計が表として与えられた場合、ロシアは日本の輸入先上位国に含まれますか？よろしくお願いします。