15・1・2・1(2)

[5] 次の図1は、世界の主な遊牧・酪農・企業的放牧の三つの牧畜業の分布を示したものである。この図を見て、下の問いに答えよ。

 


図2中のア・イ・ウは、図1中の遊牧地域の3地点(B・C・D)付近における特徴的な家畜をスケッチしたものである。それぞれの地点と家畜の正しい組合せを、下の①〜⑥のうちから一つ選べ。

 



 


 

 

 

必須統計 [1−1] 人口                              

 

<必須統計>

世界の総人口は2000年で(1)億人を突破し、そこから年に1億人ずつ増加していく計算。年人口増加率は(2)%である。

 

人口世界最大は(A         )で14億人。一人っ子政策によって人口増加率は世界平均より低い。

人口2位は(B        )で13億人。人口増加率は高く、今世紀の半ばには世界最大になると思われる。

人口3位は(C        )で3億人。先進国としては例外的に人口増加率が高い。移民の流入が続く。

人口4位は(D        )で2.5億人。イスラム教徒の数が世界で最も多い。

人口5位は(E        )で2億人。「人種のるつぼ」。人口、面積ともに南米大陸の半分を占める。

人口6位は(F        )で1.8億人。外来河川インダス川の流域に国土が広がる乾燥国。

人口7位は(G        )で1.7億人。アフリカ大陸最大。人口増加率が高い。

人口8位は(H        )で1.5億人。三角州に国土が広がる。面積は日本の3分の1程度で人口密度が高い。

人口9位は(I        )で1.4億人。日本の45倍の面積を持ち、人口密度は10人/未満。

人口10位は(J        )で1.25億人。少子化が進み、人口が減少に転ずる。

 

アジア;韓国が4500万人、タイが7000万人、マレーシアが3000万人。

西ヨーロッパ;ドイツが8000万人、イギリス・フランス・イタリアがそれぞれ6000万人、スペインが4500万人、それ以外の国がそれぞれ1000万人程度。

新大陸;カナダが3000万人、メキシコが1.2億人、オーストラリアが2000万人。

人口が少ない国としてよく取り上げられるのが、シンガポール、ノルウェーなど北欧諸国、ニュージーランド。500万人程度。



第1講 農牧業(1)                                         

[1](1)① 緑の革命とよばれる農業改革が行われたアジアにおいては、人口当たりの食料生産が拡大。
(2)⑥ 日本に注目。日本で低い値となっているAが農業就業人口率。また土地生産性は日本や中国など東アジアで高く、タイなど東南アジアで低いので、Bが土地生産性に該当。残ったCが耕地率。低湿な地形で水田に適した土地に恵まれたバングラデシュなど。
(3)① フィリピンには外国系の農園が多く、とくに日本へのバナナ輸出が盛ん。
②;バングラデシュは米の輸出国ではない。③;マレーシアのプランテーションはイギリス系企業によって作られ、天然ゴム栽培が中心だった。現在は国営もしくはマレー人による経営となり、アブラヤシへと転換されている。④;パキスタンでは灌漑による小麦栽培が中心。一部で米も栽培されるが、野菜は主ではない。
(4)③ 輸出量に注目。タイは世界最大の米の輸出国。
[2](1)③ 北極海沿岸はトナカイ、砂漠はラクダ、モンゴルの草原は馬。
[3]④ 華中以南は米。華北より北は小麦だが、やや温暖な南東部は冬小麦であり、とくに冬季に寒冷となる北部や内陸部は春小麦。
[4]① 新大陸ではないので、企業的牧畜は消える。クリークは稲作地帯における水路のこと。