よくある質問にお答えします

地理はセンター試験と共通テストとで変化はありますか?

いえ。個人的な見解になりますが、変化はないと感じます。

過去問を始めるタイミングはいつでしょう

8月には取り掛かって欲しいと思っています。春から中学地理の勉強をしているとは思いますが、それはこの段階では打ち切りにしましょう。また、サプリの「高校地理」「地誌編」を受講途中の場合もあるかもしれませんが、そちらと並行して過去問を始めてしまって全く問題ありません。現時点では点数は全く気にする必要はありませんし、「センター地理(共通テスト地理)はどういったものなのか」を知るだけの段階です。焦る必要はありません。

共通テスト対策として、従来のセンター試験対策は有効ですか?

もちろん有効に思います。

具体的な勉強のスケジュールを教えてください。

勉強法は自分で創意工夫するのがベストです。以下はあくまで参考ということで。
5〜7月 中学地理の問題集(1ヶ月に一冊)、サプリ「高校地理(24講)」「地誌編(5講)」週に3講座ずつ視聴。YouTube統計マスター(週に4講座) 
8
月 センター地理B本試験20112020年演習。 
9
月以降はメイン科目に専念し、地理の勉強はしない方がいいです。8月までにまず仕上げること。

それでもあえて9月以降はどういう勉強をしたらいいのでしょう?

メイン科目の勉強のすき間に地理を少しずつ。

 9月以降 センター地理B過去問20112020まで繰り返し演習(34回)し、分析。私のサイトに解説がありますし、その時までには10年分の全問題についてYouTubeで動画も上げておきます。

 秋までに実戦力を身につけ、逃げ切ってください。

さらにもうちょっと詳しく勉強法を教えてもらえますか?

あくまで自分の勉強法を優先してくれていいと思いますよ(^^)
時間に余裕がある「今」は試行錯誤できる最大にして最後のチャンスです。
それを踏まえて、5月から7月の時期の勉強法を紹介しますね。

1)「中学地理の問題集」何でも構いません。とくにお勧めのものに拘らなくて構いません。1ヶ月に一冊解いていきましょう。

2)「スタディサプリ」高校地理24講、地誌編5講、計29講を「週に3講」ずつ勉強していきましょう。しっかりとした授業としてじっくり机に座って視聴するのも良し、ラジオ感覚で何回も繰り返して聞き流すのも良し、それは自分のスタイルを優先してください。7月の終わりまでに見終えることはできると思います。

国公立二次対策は?
国公立二次を受験するみなさん、論述対策が必須になりますよね。
まずは基礎的な論述力を鍛える教材として「東大の地理27カ年」(教学者)を使いましょう。知識がなくても構いません。問題を見て、解説を読んで、とにかく答えをつくってみましょう。時には答えを丸写しでも構いませんよ。まずは「文章を書いてみる」のです。どういった問題についてどのように文章を組み立てればいいのか、まずは「形」を覚えてしまいましょう。詳しくはこちらを。
共通テスト対策としてセンター地理B本試験の過去問を10年分(2011年から2020年)まで解こうと思っています。2011年から始めた方がいいのか、2020年から遡った方がいいのか、どちらでしょう。
どちらでもいいと思いますよ。そこは自分の独自性を出していいところです。僕なら適当に途中から始めるでしょうね。結果的にセンター地理を「経験」できればいいのですから
センター過去問はなぜ本試験10年分なのでしょう

10年分はあくまで目安にすぎません。受験勉強のスケジュールの中で、過去問は「7〜8月」もしくは「8〜9月」の2か月間で一通り解くべきですが、そうなると、1週間に1回分ずつ解くとして10回がおおよその目安になるのではないかと思うのです。「地理B本試験」に限定したのも、それが最も過去問が入手しやすいのではないかと考えてのことです。みなさんが購入する過去問集によっては地理B本試験10年分が掲載されておらず、その分追試験が含まれている場合もあります。その際は追試験を解けばいいと思います。センター地理では本試験と追試験の間に明確な難易度や傾向の差はありません。

さらに重ねて質問になりますが、過去問を解く順番について教えてください、新しいものから遡るか、古いものから順番に解くか。

上でも述べているように、どのパターンでも構いませんよ。マニュアルがあるわけではありません。過去問を解くのは力試しという意味ではありません。とにかく「知る」ことが目的なのです。僕なら適当に開いたところの問題を解きます(笑)。

過去問集はどれを買ったらいいですか。

どれでもいいですよ。中身は同じです。というか、赤本、青本、白本、黒本とあると思うのですが「全て」買ってください。過去問は繰り返し解いて、内容を覚えるものです。4冊買って、繰り返し解きましょう。何度も言いますよ。過去問演習の目的は。問題を「知る」こと。そして内容を「覚える」ことにあります。解く順番も関係ありませんし。10回分も目安に過ぎません。できればもっと多くの回数の問題を解いて、より多くの問題に「習熟」してください。

過去問集を買ったのですが、地理B本試験の過去問が10年分掲載されていません。
そうなんですよ。最新の過去問集は問題の数が少ないケースがありますよね。本試験と追試験は傾向や内容、出題範囲は同じですので、その場合は追試験を合わせて解いてみてください。先にも述べたように、過去問集は複数冊手に入れるのが鉄則です。多くの過去問集を買えば、より多くの問題を入手できますよね。センター地理Bの場合は、本試験と追試験は同じですので、臆せず追試験も解いてみてください(そして内容を覚えてください)。
センター過去問集を買いました。直接書きながら解いていった方がいいですか、それとも何回も繰り返して解くようノートに答えを書いたほうがいいですか。
直接書き込みましょう。その方がいつでもどこでも勉強できますし(ノートを開く必要がない)、後から見直す時も便利です。そもそも過去問集は複数冊買わないといけないのです。センター過去問集なら4回繰り返して解いてください。過去問集は4冊買いましょう。センター過去問集は意外と安いですよ(4冊合わせても模試一回分程度の金額です)。何冊も買って、書き込みながら解いていって、多くの問題集をクリアしていきましょう。
過去問は4回繰り返して解くとのことですが、どういったスケジュールがいいでしょうか。
過去問は本試験追試験合わせて10回分が目安になります(ランダムに選んだらいいと思いますよ。古い時代から順番にやっても、新しい時代からさかのぼっても、好きなようにやればいいでしょう)。8月と9月にまず一回目を解きましょう。勉強机に向かって、キチンと60分以上の時間をかけて解く。一週間に一回のペースで十分です。そして10月と11月は2回目ですが、今度は解説(このサイトに「たつじんオリジナル解説」がありますよ)を見ながら一問一問確かめながら解いてみましょう。ここで本格的な分析に入るのです。隙間時間を利用して、少しずつ。60日間で350問(10年分)ですから、一日当たり6問すなわち大問1つ分です。朝起きて1問、休み時間に1問、英語や数学の合間に1問ずつ、寝る前に1問などなど。3回目は12月です。この時点でかなり問題を覚えてきているのでは。過去問集に向かってどんどん書き込んで解きましょう。そして最後は1月です。感覚を忘れないために1日に1年分を振り返る。ここまで来れば、20〜30分程度で全問解くことできるでしょう。内容を覚えてしまいましたね。もちろんこの時に余裕があれば、新しい問題(過去問集の中でまだ手を付けていない問題)にチャレンジしてみても良いかも知れませんね。ここでも「たつじんオリジナル解説」を利用してください。どうでしょうか。こんなスケジュールで勉強すれば完璧と思いませんか。無理せず、余裕のあるスケジュールで十分に力をつけてくださいね。
私大受験生です。地名や都市名の対策はどうしたらいいでしょう。
スタディサプリで「地名チェックプリント」というものを用意しています。スタディサプリで勉強している人はサイトからダウンロードできると思いますが、不明な場合は運営に問い合わせてください。たつじん先生が作った教材でかなり詳しく地名や都市名がマスターできます。地図帳で確認しながら、知識の定着を目指してください。国公立二次を受験する人にもオススメですよ。
地理は共通テストで使うだけです、地名チェックプリントは必要ですか。
不要に思います。センター試験と同じ傾向が共通テストでも踏襲され、地名や都市名は重視されないはずです。
地理は共通テストで使うだけです、地名チェックプリントは必要ですか。
不要に思います。センター試験と同じ傾向が共通テストでも踏襲され、地名や都市名は重視されないはずです。
日本地理を深く勉強するための教材は何かありますか。私大や国公立二次では日本地理が詳しく問われます。

ハイレベルの日本地理をマスターしたい人は「中学入試出る順白地図合格への217問」(旺文社)がかなり濃くてオススメです(^^)

ただし共通テストのみの人には不要と思います。