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2014.05.02

里山

2014年度地理B追試験で興味深いのがこの問題。以前に紹介した「アメリカ合衆国では新規の原発は建設されていない」というトピックに関連した問題と同じ大問に含まれる。実はセンター地理では新エネルギーとして植物性バイオマスがしばしば取り上げられていて、とくに木屑などの木材資源が注目されている。

実は最近いくつかリンクで紹介したコンパクトシティについての話題はセンター地理では完全に無視されている。都市構造を論じる際には非常に重要な話題であり、私大地理の問題などではしばしば取り上げられているにも関わらず。

それに対して、こうした「里山」の重要性といった話題はセンター地理のトレンドの一つとなっている。人口を集積させ効率の良い国家を形成するべきなのか、それとも過疎地域を見捨てずに林業(バイオマスとしての)復興を図るのか、これも判断しかねるのだが、センター地理の思考においては方向性ははっきりしているように思える。

ちなみに正解は③で、「トウモロコシ」ではなく「サトウキビ」なのです。ブラジルのこの取組み(バイオマスカーとかね)もセンター頻出!

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