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2015.01.18
教材作成の日々
センター試験も終わり、本格的に新年度に備える日々がやってきました。
いくつかの塾・予備校、高校のために教材を作っていかないといけないのですが、出来合いのものはある程度流用してしまって(笑)。
大阪の予備校と高校については、以前に福井で使っていたものをそのまま使っていいかなと。たしかに3年ほど前に作った教材であるのでやや不適当な部分もあるが、それらは年間の授業の中で変更を加えながらでいい。
他予備校については、プリントを作り変えよう。ただし、ほとんどは形式のみの変更で済みそう。仕事が大きく変わりそうな一年であるので、逆に教材の変更部分については最小限の負担でなんとかしましょう。
今月中に模試の目安をつけてしまうことまでが目標でしょうか。
2015.01.14
2015ファイナル模試を振り返り
2015ファイナル模試を振り返り。
センター直前(3日前!)のこの時期ですが、参考までに2015ファイナル模試を振り返り、ちょとした作成者ノートをば。
1)平均点について
これはミスったなぁ。日本史63点、世界史60点に対し、地理57点だった!(1問3点なので)あと1問分、簡単な問題に入れ替えておくのだった。これはボクの落ち度。もうちょっと慎重に考えるべきだった。ただ、一つ言わせてもらうけれど、本当のセンター試験では地歴3科目はいずれも平均点が65点を超えており、そういう意味ではこれに達する科目は一つもなかったということ。常々指摘していることなのだが、本模試を主催する予備校は社会科の授業数および生徒の社会科にかける学習時間が圧倒的に足りない。社会科で要領よく得点できれば受験もずいぶんと有利になるのに。このことは新年度も生徒に訴えかけていきたいな。
2)第1問
いきなりの「仮想大陸」。このパターンの出題はないと思うけどね(笑)。この図自体は90年代のセンター試験からそのまま引用しています。小問それぞれは一般的な問題ばかりで解きやすかったと思うんだが、土壌の問題が肝だったかな。ただ、土壌ジャンルは実際のセンター試験でも難化が著しいので、これぐらいはしっかりクリアしてほしいな。
3)第2問
こちらもオーソドックスな問題ばかり。牛の飼育頭数なんて結構好きなネタなんだけど、インドに注目してほしいよね。あとは「直接投資」なんていうワードも超重要!
3)第3問
問1の人口ピラミッドや問6の在留外国人の話題は地理Bでは出題されにくいものの、少しぐらいは知識があった方がいいと思ったので取り上げています。他は一般的な問題に思う。都市ジャンルは頻出!
4)第4問
地誌ジャンルについて苦手意識を持っている人が多いんだけど、その必要はないんちゃうかなぁ。特別な都市名が問われているわけではないし、あくまで「大地形」、「気候」などの問題として取り組んでみれば解けたはず。問3の1人当たりGNIを直接問う問題については、検討の先生からダメ出しをくらったんだけど、「えっ、何いうてんねん?」って感じ(笑)。去年センターに出題された形式をそのまま引用して作り変えてるだけだからね。こうした統計数値をそのまま捉える問題こそ、たつじん地理をマスターした君たちには絶対に解いて欲しいのだ。
5)第5問
今考えてみると、問3の民族の問題なんかちょっと難しかった気がするし、問2や問4も解きにくかったな。でもこの大問の平均点は5割以上あったし、みんなはよく解いてくれてたね。上記のマイナス3点分は本来この大問で調整するべきだったかな。そこんとこ反省。
6)第6問
この大問が最も正解率が低かった!時間的な余裕がなかったのが最大の原因だろうね(思考問題が多い地理って、そもそも60分じゃ時間が足りないのだ)。問3のように農産物の図を用いる問題なんか実際のセンターではほとんどありえないのだが、これも検討の段階で最初の案が却下されたので、差し替えた問題。ただ、オリーブの図は知っておくべきと思うので、これはこれでよかったと思う。あえていえば問4の干拓地の地形図問題がちょっと難しい?でも干拓地は必須だし、ぜひ知っておいてね。
7)総合的に
最初にも言ったけれど、平均点をあと1問分(3点分)上げるべきだったし、それが本来ならできていたはずだ、というのが反省ポイント。とくに民族宗教はあんなに細かい問題は出ないと思う(あれ以上難しい問題が出たら誰も解けないから、できなくていいしね・笑)。ただ、模試は得点うんぬんではなく、単に60分という時間をいかに有効に使うかという練習なので、時間配分だけしっかりできていればそれでオッケイとしてください。おっと、ここでいう時間配分とは「60分以内で余裕をもって終わらせる」じゃないよ。「60分以上かけて、時間が足りなくなる」が正解だからね。センター地理は時間をかけてゆっくり解くべき問題が揃っているのだ。だから、じっくり取り組んで、しっかり時間を使ってください。センター試験2日間の最初の試験、それが地理なのだから、リラックスして、落ち着いて、あまり思い詰めずに取り組む事が最大の目標。とりあえず70点を目標にして、うまくいけば80点、90点狙ってみよう。時間が足りず、何問か解けない問題があったとしても、それは全然気にしないこと。満点を取る必要はないし、数点分なら残りのいずれかの教科で十分に取り戻せるよ。楽しむ姿勢を大切にしてください。
2015.01.14
我ながらたいしたもんやな(笑)
我ながらたいしたもんやなと思っているんだが、年度の授業が全て完了した瞬間に風邪ひいてダウンするもんね(笑)
喉が痛くて、体がダルい。熱でも出れば、「すわっ、インフルエンザか!?」ってなるんだけど、それはなかったんで、ひたすら自宅で寝ておりました。
食欲もないし(でもなぜか果物は食べたくなるんだよね。体が欲するのか)、薬もアネトンだけ。最後に頭痛薬だけ飲んだけど。気が付いたら3日間寝てました。回復遅いな(笑)
それにしても、冬期講習中はマックスで絶好調でありならが、それが終わった瞬間に体調崩すなんて、逆にいえば普段どんだけ気合い入れて仕事に取り組んでるんだよって感じ。我ながら、プロですわ(笑)
2015.01.09
フランスの事件に思うこと
宗教など所詮はひいきのプロ野球チームの違いであって、例えばボクからすれば阪神ってマジうざいんですけど(意外なほど、大阪市内の人って阪神嫌いですよね。むしろ京都神戸奈良みたいな周辺部にファンが多い)、だからといって阪神ファン、死ねや!とはならない。当たり前か(笑)
アラビア語科出身やからイスラムにはリスペクトはある。しかし、宗教の違いが、命のやり取りの理由になってはいけない。熱狂的な阪神ファンは死ぬ気で応援してるんやろけど、それでも道頓堀のダイプは美化されへんし、今回のフランスの事件もイスラムの理念からは遥か遠い。
2015.01.09
今さら原発。。。
まぁ~、今さら原発の話題もどうかと思いますが。
御嶽山の噴火であれだけのかたが亡くなった数日後に、川内原発の再稼働が決まり!
阿蘇山が噴火し空港はストップ
今日のニュース。桜島、またヤバいらしいね(笑)
原発ゼロでもこのイルミネーション。電気、余ってるんやんか
バンバン火山が爆発してる至近距離で原発稼働って(笑)頭おかしいでしょ
石油って今めちゃめちゃ安いって知ってます?原油輸出に経済を依存しているロシア、真っ青。
シェールガスはその採掘方法に問題はあるけれど、ただし来年度にはアメリカは天然ガスの輸出国となる。
九州に限っていえば、太陽光発電の設備は全体の発電量を超えた(マジかよ!)が、送電設備がないので有効に使えない(おいおい、原発より送電線が先やろ)。
トヨタは水素燃料自動車の特許をフリーにしたぞ。一気に水素燃料自動車が普及する!!!
世界はすでに脱原発どころか、脱石油なんだわ。これからめちゃおもしろい。
未来も、捨てたもんじゃないぞ!
2015.01.06
熊本3日目
直球アウェイ(笑)の熊本も3日目。残りは1日だけとなりました。
生徒たちは相変わらずがんばっている。決して人数は多くないんだけど、楽しい授業はできている。パワーをしっかり与えたいね。
講師担当の事務のかた(たいへん優秀!一年間ありがとうございました)に頼んで、2014ー2015ファイナルの問題&解答を用意していただきました。自分で作ったものを改めてみると、なかななおもしろいよね。
2015.01.04
「地方消滅」?
中公新書「地方消滅」読んでます。
「日本って人口減ってるぜ、やばいぜ。とくに地方の自治体は消えるぜ」ってやたら不安を煽る、いわゆるトンデモ本です(笑)。人口の自然増減(出生と死亡の差)と社会増減(転入と転出の差)をごちゃまぜに説明していて、これじゃ何の予備知識もない人は騙されるよ。
たとえば編者の増田寛也氏が説くには、2040年までに日本の人口は1億人にまで減少するんだそうだ。つまりこれからの25年間で2500万人の人口が消える(現在の日本の人口は1億2500万人)。
一年あたり100万人ずつ人口が減少するということだが、そのためには死亡数が出生数を100万人上回らないといけない。現在、出生数は1年あたり約100万人。死亡数が120万人で、差し引き20万人が昨年減少した。
一年で100万人減らすためには、出生数はあまり変わらないとして(合計特殊出生数は近年上昇傾向にある)死亡数が200万人にならないといけない。120万人から200万人って、かなりの変化だよ。内戦とか疫病とかそういうレベルの死亡数とボクは思うわけだ。
増田氏は、日本の出生数と死亡数をどれぐらいと考えて、上の人口予測と立てているのだろうとじっくり本を読んでみたのだが、肝心な部分はボカしてある。数字的な根拠を示さずに論を進めているので全然説得力がないし、やっぱりトンデモ本の域を出ないわけだ。
日本の人口に関する問題は非常に大きな課題とは思う。しかし、その分析が大雑把なものに過ぎず、理論的な説明が全くされていないことが非常に残念。
急激な高齢化の進行により、実際に死亡数が200万人を超えるような社会になるのかもしれない。その不安は確実なものであるので、その辺りを具体的な数字をもって、より詳細に説明して欲しかったな。