[なんば] part 8 解答
<なんば校 テキスト(PART 8)解答>
[33]日本社会の変容
[1]④
①;全面的に誤り。
②;治水・治山機能は低下している。
④;これも全面的に誤り。
[2]③
日本は国内供給の5%にあたる量の米を、海外から輸入している(ミニマムアクセス)。
[3]②
①;国内の産出量も減少。
③;米は自由化されていない。最低輸入量を受け入れ(ミニマムアクセス)ることで、高い関税は維持されている。
④;国内の生産量も減少。
[4]②
米の輸入は、諸外国からの自由化要求を受け入れてのこと。国内で生産は十分に足りている。
[5]②
牛乳はほぼ完全に国内で時給。
[6]④
オーストラリアは原料産出の多い国であるが、鉄鋼業は成立していない。
[7]③
日本の観光は、短期滞在型である。
[8]④
30年前に入居した当時の若い世代が、現在高齢化しつつある。60歳代に世代が偏っている。
①がC、③がA。②は消去法でB。
[9]⑥
タ;増加しているので、65歳以上人口。
チ;減少しているので、農業就業者数。
残ったツは、小学校児童数だが、ニュータウン建設から10年後に一気二増加し、その後、急激に減少している。
[34]女性の社会的地位の向上
[1]②
出生率の低い①と②をスウェーデンと日本のいずれかに絞る。北ヨーロッパの福祉国家であるスウェーデンは女性の社会参加もさかんで、①に該当。②が日本。なお、イスラム圏であるエジプトでは女性の労働力率は低く、④に該当。消去法で③がフィリピン。
[2]①
日本は、20〜30歳代の落ち込みが特徴。なお②がスウェーデン。福祉政策の徹底により、女性が結婚や出産児にも離職率は低下しない。③と④は特定の必要はない。
[3]②
就学率が上がったために就業率が低下した。
[4]②
都市部の方が渋滞が激しい。
[5]④
①;(実数としては人口の多い大都市の方が自動車の数は多くなるが)1世帯当たりの乗用車保有台数は、公共交通機関の発達し、駐車場代の高い大都市で少ない。
②;女性の割合は急上昇しているが、男性には及ばない。バスやトラックなどの運転手に男性が多いことを考えてみるといい。
③;乗用車の普及により、郊外の幹線道路沿いの大型商業施設へと客が流れた。
[6]⑥
A;スウェーデンなど。女性の社会進出がさかん。
B;日本など。先進国ではあるが、女性の社会参加は北ヨーロッパなどには劣る。
C;インドなど発展途上地域。女性の権利が制限されている地域もある。
[7]②
Bはスペイン。カトリックは離婚を禁じている。
Cはイラン。イスラム圏であり、一夫多妻が認められる。
[8]⑤
3カ国中、最も1人当たりGNIが高いメキシコが、全体の値が高いカに該当。さらに、女性の権利が制限される傾向が強い南アジアのイスラム国であるパキスタンがクに該当。正解は⑤となる。なお、キのカンボジアは農業国であり、第3次産業就業率が低い。女性の労働力が高いのは、主に農業に従事しているから。「社会進出」というわけではなく、家の農作業を手伝っているということ。
[35]生活文化と食料供給
[1]②
カは地中海沿岸のE。硬葉樹は建材に適さず、石灰岩や大理石を用いた家屋となる。
キは東南アジアのG。熱帯雨林地域であり、地面の熱や湿気を伝えないために、高床式の家屋となる。
クはサヘル地帯のF。乾燥地域であり、日干しレンガが用いられる。
[2]①
中国北部の内モンゴル自治区では、遊牧生活に適したテント式の住居。パオ(ゲル)である。
②はサヘル地帯のマリ、③はアメリカインディアンの伝統的住居であり、カナダ西部。④は東南アジアのタイ北部。
[3]③
ツンドラ地域やシベリアにおいては、地下の凍土層の融解を防ぐため、高床となる。
[4]③
1人当たりGNIと、1人当たりのエネルギー消費量、1人1日当たり栄養供給量はそれぞれ比例する。最も高い値となる④が、アメリカ合衆国とカナダの北アメリカ、それに次ぐ③が、サウジアラビアなど産油国を含む西アジアとなる。②がマレーシアなど東南アジア、①がインドなど南アジア。
[5]④
欧米諸国は1人1日当たり供給栄養量が高い。ニュージーランドもヨーロッパ系を持つ国であり、欧米の一員と考えていい。①と②がアメリカ合衆国かニュージーランド。
③と④が韓国か日本となるが、1人当たり医療関連支出に注目してみよう。日本の方が1人当たりGNIが高く、つまり物価が高いため、診察や通院の費用、薬品の価格など全般に韓国より高いとみていいだろう。③が韓国となり、④が日本。
なお、①と②については、①がアメリカ合衆国である。
[6]④
①がドイツ。1人当たりGNIが高い欧米の国であり、カロリーが高い。
②がメキシコ。1人当たりGNIは10000ドルであり、ベトナムやモンゴルより高い。ドイツほどではないが、カロリーが高い②がメキシコ。
残った2つは、米作国のベトナムと遊牧国のモンゴル。米は炭水化物であり、つまりでん粉。でん粉の割合が高い③がベトナム。一方、モンゴルは非農業国であり、穀物やイモ類の摂取は少ない。でん粉の割合が低い④がモンゴル。
[7]③
野菜がない①がモンゴル。遊牧国であり、農業の文化を持たない。②から③については「牛乳・乳製品」に注目。欧米で供給量が多く、この値が最も大きい②がアメリカ合衆国。日本は中国に比べて食生活の欧米化が進み、それなりに牛乳・乳製品の値が大きくなる。③が日本、④が中国。
[8]⑥
肉類が少ないZがインド。魚介類が多いYが韓国。なお、サウジアラビアのようなイスラム文化を有する国は、豚が食べられないだけであり、羊を中心にむしろ肉の供給は多い。