1998年度地理A追試験解説

たつじんオリジナル解説[1998年地理A追試験]

 

(カテゴリー1;地理A的な問題。単なる用語の意味を問うもの。民族宗教についての難問。意味不明の問題)12

(カテゴリー2;地理A的ではあるが、地理B的な解き方もできる。本来なら地理A的な知識問題としてつくられているのだろうが、地理B的な視点もある)16・17・21

(カテゴリー3;地理Bで出題されてもおかしくない。ただしその場合はちょっと妙な問題だなという印象は残る。地理B的な知識問題)1・2・3・7・8・9・11・14・18・19

(カテゴリー4;完全な地理B問題。思考問題になっている)4・5・6・10・13・15・20・22

 

第1問 人種民族をテーマとしてはいるが専門的な知識が求められているわけではなく、地理B受験者にとってもおいしい問題がそろっている。

 

問1 リード文を読む。「1万年前」というのは氷河期の終わりごろである。日本でいえば縄文時代くらい。普通に考えれば、現在でも一部の観測隊員を除き人の住んでいない南極を答としてあげられるだろう。

問2 消去法で解いてみよう。2;南アメリカの住民はインディオである。イヌイットは北米大陸北部の寒冷地域。3;アボリジニーはオーストラリアの先住民族。モンゴロイドと関係ないことは、図1で矢印がオーストラリアに達していないことから判定可能。4;日本に稲作が伝えられたのは弥生時代といわれている。中学の歴史の時間に習ったのではないかな。

以上より正解は1。氷河期は海が後退していて、現在は浅い海底になっているところは陸地となっており、人や獣の移動が自由に行われた。その代表的なところがユーラシア大陸と北米大陸の間の海峡。

問3 世界三大人種としてモンゴロイド(黄色人種)・コーカソイド(白色人種)・ネグロイド(黒色人種)の3つが有名であるが、本問の場合はオーストラロイドというものも登場していておもしろい。これは具体的にはオーストラリア大陸先住民のアボリジニーのことだろう。

問題自体は容易だろう。地中海を挟んだヨーロッパと北アフリカはともにコーカソイドに属し、ここに人種の境界はない。ヨーロッパからイランそしてインドにまで広がるのが、インド・ヨーロッパ語族。北アフリカや西アジアのアラブ人やユダヤ人は、セム・ハム語族。この2つの語族はともにコーカソイドに含まれる。意外かも知れないが、インド人やアラブ人は白色人種なのだ。

問4 図2は「大航海時代が始まる以前」とあるので、今より数百年以上前の時代のもの。これと現在とではいかなる違いがあるのだろうか。

選択肢を読みながら考えていこうか。ヨーロッパでは現在でも白色人種(ゲルマン民族、ラテン民族、スラブ民族)が主流であり、昔と変わるところはないので、1は誤り。2についても、黄色人種がアフリカに移住したという歴史はあるのだろうか。現在でも北アフリカにはアラブ人(つまり白色人種)、サハラ砂漠より南の中南アフリカには黒色人種が分布している。アボリジニーは迫害によってその数を大きく減らしたほどで、その範囲が拡大したとは考えてにくく、3も誤り。4が残るがこれはどうだろう。図2をみる限り黒色人種の分布はアフリカ大陸に限定されている。しかし現在では米国や南米大陸の一部で黒人が多く住むところもある。奴隷として当時ヨーロッパ諸国の植民地であったアメリカ大陸に強制的に移住されられたのだ。このことを考えると、4が適当となる。

問5 ヨーロッパの民族分布。とくに知識は不要で、図をしっかり観察することによって解答が導かれる。

先にも述べたように、ヨーロッパには白色人種(コーカソイド)のインド・ヨーロッパ語族に分類される民族が主として分布する。代表的なものに、ゲルマン民族、ラテン民族、スラブ民族があり、それぞれ北部ヨーロッパ、南部ヨーロッパ、東部ヨーロッパに分布している。イギリスの一部などに分布するケルト人や、ギリシアのギリシア人などはそれら3つの大きな民族系統には属さないものの、やはり白色人種の一部である。

図3をみると「ウラル系」というものもあるが、これは黄色人種(モンゴロイド)に含まれるウラル・アルタイ語族のこと。フィンランドやハンガリーなど一部の国は、白色人種ではないのだ。

選択肢参照。1;「複雑な民族移動」という言い方があいまいであるが、とくに間違ったことはいっていないと思う。とりあえず保留。2;「完全に一致」というのは怪しい。3;東ヨーロッパは主に「スラブ系」地域であるが、ラテン民族の国もあるようだ。これはルーマニアである。白地図など利用して、国の位置は必ず頭に入れておかないといけない。国の位置を名前が一致するようにしておこう。4;ギリシア語はもちろんギリシアで使用されているであろうし、トルコ語はトルコだろう。図3においてギリシアとトルコの位置を確認。たしかに「その他」になっているようだ。ここでもやはり国の位置と名前がわかることが大前提になっている。

2についてもう一度考えてほしい。センター試験において他民族国家の代表例として登場してくる国としてベルギーがある。民族ネタが多い地理Aはもちろんのこと、地理Bでも取り上げられたことがあるので過去問の中から出題例を探してみよう。

オランダとフランスに囲まれた小国ベルギーは、北半分のフラマン人と南半分のワロン人によって狭い国土が二分される多民族国家である。フラマン人が使用するフラマン語はオランダ語とほぼ同じ。ゲルマン系の言語であり、彼らはゲルマン民族である。またワロン人のワロン語はフランス語に近く、ラテン系の言語を用いる彼らはラテン民族である。

多民族国家、そして多言語国家の代表例としてベルギーを確実に押さえておきたい。図3においても、ベルギーの国土はこの2つの民族の境界にまたがって広がっているはずである。

ヨーロッパにおける多言語・多民族国家としては他にスイスも知っておこう。ドイツ語人口(つまりゲルマン系)が最も多いが、一部にフランス語やイタリア語などを使用する者も分布し、彼らはラテン系である。

問6 1;宗教に関する抽象的な概念を問う選択肢。保留。2;ユダヤ教は古代パレスチナ(現在イスラエルのあるところ)の地で起こった。乾燥地域起源の宗教である。ユダヤ教から派生したものに、キリスト教とイスラム教があり、これらもやはり乾燥地域の宗教。ユダヤ教が親で、キリスト教とイスラム教はその息子たちという極めて近しい関係。3つの宗教ともにエルサレムを聖地とする点で共通している。3;ヒンドゥー教はインドの主要な宗教、仏教は東南アジアや東アジアなどに広がる。この地域は温暖で降水量も多くモンスーンアジアとよばれる。米作がさかんでゆたかな農耕地域。4;「儒教」の開祖は中国の孔子。現在は中国の他、韓国にも信者が多い。血縁関係を重視する教え。

以上より4が誤り。インドはヒンドゥー教、西アジアはイスラム教。

問7 問題文をしっかり読んでおこう。発祥地と異なる環境に宗教が広まった例として、ふさわしくないものはどれか。つまり、発祥地と似たような場所に宗教が伝えられた例を探す。

先に発祥地についてまとめておこう。ユダヤ教はパレスチナの地、キリスト教も同じ。イスラム教はサウジアラビアのメッカ。ここはこの宗教の最大の聖地でもある。仏教とヒンドゥー教はインド中部。このことより「乾燥地域の宗教=ユダヤ教・キリスト教・イスラム教」「湿潤地域の宗教=仏教・ヒンドゥー教」となる。乾燥地域の宗教の特徴として、食料を与えること、淫らな行為を制限すること、いざとなれば殺し合いも辞さないことなどが挙げられる。食料不足の危機があるため、限られた食べ物は分け合い、それでも足りなければ他から奪うことが当たり前の世界。人口は増えすぎないようにしないと、食べ物が足りなくなる。湿潤地域では、農耕に適し、より平和主義的な宗教となる。多産もむしろ奨励される。仏教では僧侶が家々を周り食料などを恵んでもらう「托鉢(たくはつ)」というものが行われているが、このように聖職者が信者からものを「奪う」という発想は乾燥地域の宗教にはないだろう。

問題に戻ろう。イスラム教もキリスト教も乾燥地域の宗教である。インドネシア・フィリピンはともにモンスーンアジアに位置し、湿潤。熱帯林の広がるブラジルももちろん湿潤。リビアという国は地中海をはさんでイタリアの対面に位置する北アフリカの国であるが、国土の一部にはサハラ砂漠も含まれ、乾燥国である。

 

第2問 旧ソ連地誌(問題文には「旧ソ連とその周辺」とあるが、実際には旧ソ連全体が図1には表されている)。ただし旧ソ連についての特別な知識は不要。

 

問1 図をしっかりみればいい。ステップは図で示されている範囲の西半分の地域にしかみられず、日本海岸までは達していない。日本海岸にみられるのは混交・落葉広葉樹林とタイガ(針葉樹林)であり、ステップ(草原)ではない。

他の選択肢についてもコメントを付け加えておこう。

1;ウラル山脈の位置がわかるだろうか。ヨーロッパとアジアを分ける山脈であり、これより以東はシベリアである。世界最大の湖カスピ海の西にあるほぼ円形の湖がアラル海だが、この北側、北極海に浮かぶ細長い島とを結ぶ東経60°に沿って国土を縦断するのがウラル山脈。北から南へとたどってみよう。

2;たしかにタイガ地帯の中にツンドラが点在している。これが山地かどうかはわからないものの、とくに誤っているというわけでもなかろう。

3;カフカス山脈は図の左下、カスピ海の西岸にある山脈。図が細かいが、ステップと広葉・落葉樹林は確認できるようだ。標高の低い地域は高温で乾燥の度合が高いため、ステップとなっている。標高が上がるにつれ気温が低下するので、蒸発量が抑えられる。これにより気候は湿潤となり森林がみられるようになる。カフカスのように中緯度の乾燥地域に位置する山脈では、このように標高のやや高いところがしばしば森林地帯となる。

問2 おもしろい問題。問題文をしっかり読むことが最大のポイントになる。とくに「それぞれ」という言葉は大きな手がかりになる。

「タイガ、混交・落葉広葉樹林、ステップ、砂漠の各植生帯にそれぞれ含まれるイルクーツク、モスクワ、オデッサ、バルハシ」とあるのだから、「タイガ=イルクーツク」「混交・落葉広葉樹林=モスクワ」「ステップ=オデッサ」「砂漠=バルハシ」となる。

バルハシの判定が最も容易。砂漠なのだから降水量が少ないものを探せばいい。年間の降水量は示されていないが、7月と1月がともに少雨である1が該当すると考えていいだろう。

ステップとは草原の意で、樹木が生育するほど十分な降水はみられない。よって降水量が少なめの2がステップ=オデッサに該当するのではないか。問題文参照「黒海沿岸」「夏季には温暖で晴天が続く」とあるので、これを検討する。標高は低く、海岸低地に位置しているとみて問題ない。7月の気温は比較的高い。降水量も少なめで、これも晴天が多いという条件に当てはまる。よって2が正解。

3がモスクワ、4がイルクーツク。

問3 タイガとは針葉樹の純林地帯。同じ種類の樹木が見渡す限りに広がっている。あるところではカラマツ、あるところではトドマツなど。高緯度地域であり日射量が弱いため蒸発作用が少なく、湿潤なじめじめした気候になる。羊は乾燥地域で飼育される動物であり、タイガ地帯には適さない。

問4 ロシア平原は、図2の最西部にあたる最もヨーロッパ寄りの部分。ドイツやポーランドから連なる平原地帯。オリーブは暖かい気候に適するもので、その栽培地域は地中海沿岸に限定されている。オリーブの栽培地域や栽培限界の線について問う問題は多いので、他にも探してみよう。

ライ麦はポーランドの特産物であり、ロシア平原でも栽培されているとみていいだろう。よって2は正しい。テンサイはフランス北部など冷涼な地域で栽培されるもの。日本では北海道での生産が多い。よってこれもロシアの風土には適するものだろう。ゆえに3も正。ちなみにピロシキはロシアの代表的な料理である。このようなカタカナ言葉、しかも料理名が問われるあたりはいかにも地理Aならでは。

問5 選択肢1~4はいずれもロシア特有の文化であるが、このうちフランスが起源であるものを指摘する。

ロシア正教は、キリスト教の一派である東方正教のグループに属するもの。ギリシアのギリシア正教やセルビアモンテネグロのセルビア正教などと同じである。カトリックのフランスとは関係ない。

キリル文字はロシアからギリシアにかけての地域で使用されているアルファベット。Э(エー)、И(イー)、φ(ファイ)など独特の文字からなる。フランスでは通常のローマアルファベットが使用されているので、関係ない。

ルパシカやサラファンは中央アジアの民族の民族衣装。

消去法により3のバレエが正解となる。難しい問題であり、地理Bではここまで難解なものは出題されないはず。

問6 農業の問題として解く。農産物の生育に適する条件を考える。

問題文参照「多雨で排水のよい傾斜地」から、選択肢2「茶」を選択。写真から得られる手がかりはない。ちなみに僕はこもサモワールというものは全く知りません。

問7 旧ソ連南部の乾燥地域にはカザフスタンやウズベキスタンなどの国々があり、これらをまとめて中央アジアという。問題文にある「砂漠地帯のオアシス都市」というのも、中央アジアに位置するものと考えていいだろう。

「中央アジア=イスラム教」と考えるのが大原則。ここには古代にシルクロードが通じ、東西を往復する商人によってイスラム教が伝えられた。サハラ砂漠南部やインドネシアなど、古代から交易がみられた地域にはイスラム教が広まっているが、これも商人がイスラム教を伝えた例(これに対し、キリスト教は王が伝える。ヨーロッパの国が植民地支配する際に、王や貴族による支配を固める手段としてキリスト教が利用されることがある)。

2;パイナップルは熱帯・亜熱帯の湿潤地域の作物。タイやブラジルで生産がさかん。日本では沖縄など。このような乾燥地域で栽培されうるか。

3;イスラム教では、不浄であるという理由で、ブタは食されることはない。

4;イスラム教では飲酒は禁じられている。

よって1が正文。「コーラン」とはイスラム教の経典。この文に明確な誤りはなさそうだ。

問8 中央アジアでは灌漑を利用した商業的な綿花栽培に特徴があり、とくにウズベキスタンは世界的な綿花生産国。アムダリア川などからの取水によって、綿花が大規模に栽培されている。ただし灌漑用水の取りすぎによって下流の湖(アラル海)が縮小するという環境問題にも発展している。

 

第3問 おもしろい問題も多いので挑戦する価値はある。

 

問1 「希少価値の高い金属」という意味。ニッケルなど。

オイルシェールとは何だろうか。よくわからない。貴金属とは金や銀のこと。指輪などの装飾品になる。マンガン団塊とは大洋底(深度数千mに広がる海底)に転がるマンガンの塊。近年開発が進む。

問2 「南シナ海」に面している国なら領有権を主張するかもしれないが、離れている国ならそんなことはしないだろう。南シナ海とは文字通り、中国の南の海ということ。華南地方が接する海域。

問3 木材の貿易に関する事項はセンター地理Bでも頻出で重要なのだが、この問題自体は宗主国・植民地の関係を押さえる問題であり、その点では地理B的とはいいにくい。

まず国名をチェック。ガボンやリベリアなどかなりマイナーな国名もあるが、その位置はわかるだろうか。ともにアフリカの国なのだが、世界の国々についてはやはり国名と位置とを知っておくべきだろう。

1;主な輸出国はマレーシアやパプアニューギニア、輸入国は日本、中国、韓国など。熱帯アジア・オセアニアから東アジアへという動き。

2;計算しよう。日本がマレーシアとパプアニューギニアから輸入している木材は、世界の貿易量の3分の1に達しているか。

3;フランスの主な輸入国はガボンやリベリア。これは東南アジアの旧植民地か。

4;タイとミャンマーの交差するところをみればいい。

以上より、3が誤りである。かつてフランスが東南アジアで支配していたインドシナは、現在ではベトナム、ラオス、カンボジアとなっている。東南アジアの国々の旧宗主国は頻出なので、必ず知っておくこと。

フィリピン(スペインから米国へ)

ベトナム・ラオス・カンボジア(フランス)

タイ(どこの植民地にもならなかった)

ミャンマー・マレーシア・ブルネイ・シンガポール(イギリス)

インドネシア(オランダ)

東ティモール(ポルトガル)

問4 ある程度の知識は必要とされているが、質の高い良問である。

日本のエネルギー事情について大まかな流れを説明する。終戦間もない時期(1950年代)は巨大ダムの時代。東北や北陸の水量豊かな山岳地域にダムが建設され、水力発電がさかんとなった。また当時は日本は世界有数の石炭産出国であり、北海道や九州には多くの炭鉱が栄えた。

60年代になると状況は変化する。動力が石炭から原油へと移行。これをエネルギー革命という。巨大ダムの建設ブームも終わり、電力も火力発電中心となる。

70年代入り、世界は混乱する。二度にわたるオイルショックによる原油価格高騰によって、日本の高度経済成長は終わる。原油枯渇の危機も叫ばれ、原油に偏重した産業構造は大幅な見直しを迫られることとなる。

このような状況の中で新しいエネルギー源として注目されてきたのが原子力である。70年代より本格的な稼動を始めた日本の原子力発電は現在でも建設が続く。

以上のような流れをつかみ、各選択肢を検討していこう。

1;オイルショックによって、石油の依存度は低下した(割合が低下しただけであって、実際の使用量自体はやや増加しているのだが)。一方、原子力に頼る割合は高くなった。

2;これに関してはよくわからない。

3;石炭の国内生産量は急激に減少し、21世紀に入り日本の炭田は全て閉山した。だからといって石炭の消費量が減ったわけではない。むしろオイルショック以降は、重要な資源として石炭の価値が見直され、原油への依存割合が低下する一方で、石炭へのそれは上昇している。

4;ダムの時代は1950年代。防災用の小さなダムを除けば、現在新しく作られるものはほとんどない。

3と4が明らかに誤りなので答は1か2にしぼられる。2の誤りは指摘しにくいのだが、1が明らかに正文なのでこれを解答としていいだろう。

問5 「フランス=原子力」は重要。4が正解。

水力が多い2がカナダ。1と3は判定不能。ちなみに日本では、水力:火力:原子力=1:6:3 となる。

問6 現代社会的な問題である。ゴミを水際に捨てれば、そこから有害な物質が流れ出して下流の都市など広い範囲に影響を与えることがある。よって2は「山間部」と「水面埋立地」を入れ替える。とはいえ、土壌に有害な物質が染み出して、農業に被害を与えることもあるのだが。

問7 まだまだ発電量自体はわずかであるが、原油の枯渇に備え、これらの自然エネルギー発電の重要性は増している。

1;高緯度地域は日射量が小さいので、太陽熱発電に適するとはいえない。低緯度・中緯度に改める。

2;阿蘇山周辺の火山地域などで行われている。世界的にみると、ニュージーランド・インドネシア・米国・イタリアなどの火山国で研究開発、実用化が進む。

3;潮の干満差を利用してタービンを回し発電する。

4;風が強すぎるのも問題だとは思うが(笑)。