2015年度地理B本試験[第3問]問2 解説

問2 [インプレッション] おっ、首都と人口最大都市の関係を問うパターンだね、ありがちありがち。鉄板問題やん。えっ、ちょっと待てよ、ニュージーランドだって!?おいおいニュージーランドなんてそもそも人口がめちゃ少ない国じゃない?そんな国で都市ごとの人口を問うなんてナンセンスだぜ。マジ驚いた。さすがにニュージーランドを知っとけっていうのは無理だわ。他の選択肢がメジャーだから消去法で解けるとは思うんだが、ちょっとテクニカルかな。みんな解けたかな、不安だな。

[解法] 首都と人口最大都市が一致しないパターンの出題は多い。ただ、今回問われているのはニュージーランドなんだわ。これ、キツくない?確かに今年の注目国として冬期講習でニュージーランドは言いまくったんだが、でも首都については全く言わなかった。悔やまれるなぁ。
ただ、問題自体の難易度はそう高くない。なぜなら、他の3つの選択肢の判定が容易だから、消去法でニュージーランドをあぶり出すことができる。
まずスペイン。ヨーロッパは、スイスを除き(スイスは変わった国なのだ)「人口最大都市=首都」。スペインの首都マドリードも人口最大都市なのである。バルセロナの方が有名かもしれないけれど(聖家族教会とかあるしね)、人口はマドリードに劣るのです。
さらにタイとメキシコ。発展途上国はプライメートシティ(首位都市。人口規模が大きく、国内の産業や経済が過度に集中)が形成されやすく、タイの首都バンコク、メキシコ首都メキシコシティはその代表例。いずれも国内人口の約1割が集中する巨大都市。
以上のように、他の3つについては確実に「人口最大都市=首都」なのだ。だからニュージーランドはよくわからないけれど、消去法でこれを答えにせざるを得ない。正解は③となるのだ。

[アフターアクション] 正文判定問題を消去法で考えることは多い。4つ選択肢があったとして、「正しいものを選べ」という問題で、他の3つの選択肢に含まれる誤り部分を指摘しながら、残った一つを正解(正文)とする。
それに対して、誤文判定問題を消去法で考えるのは特殊!なぜか今回はこのパターンが目立つのだが、これって問題としては不適当と思うよ。誤文の方がはっきりと誤っている部分を一つでも選べば判定できるわけで、問題としてはすっきりするし洗練されている。正文ってその点、どうしてもあいまいな感じがするじゃない?その正文を3つも判定しないと、答えが出てこないっていうのはちょっとヤバいと思うなぁ。あまり褒められた問題形式ではないよね。

ちなみに、ニュージーランドの首都は国土中央部のウェリントン。最も南極に近い首都でもある。人口最大都市は北部の港湾都市オークランド。たしか最初はオークランドが首都で、あとからウェリントンに移転したんじゃなかったかな。でも、いずれにせよ、人口規模は小さいので五十歩百歩ではあるんだな。あまり話題にする必要ってないとは思うんだよね。

鈴木たつじん公式サイト

センター試験・地理Bの学習のために、いろいろなアドバイスをしていきます。

検索

モバイルサイト