2015年度地理B本試験[第6問]問1 解説

第6問 いつものパターンの地域調査問題。ふむふむ、今回は富良野ですか。この辺りは屯田兵集落が見られる地域で、ボクも模試のネタに使ったことがあるよ。図中の「北十八線」なんていうのはまさに屯田兵集落を特徴付ける地名(街路名)。
それにしても、今回の登場人物はアヤネさんって、誰やねん???ちょっとマイナーすぎる名前じゃない?最近どうもセレクトがおかしい気がするのだ〜


問1 [インプレッション]地形図問題でありながら、実は地形図問題じゃないんです’。って意味わかる?地形図って5万分の1のものと2万5千分の1のものを指すのであって、ここで登場している縮尺20万分の1の図って、実は「地勢図」っていうのです。だから「地勢図問題」っていうのが正しいのです。
かつて地勢図問題が出題されたケースは少ない。そもそも地勢図は色彩豊かで、むしろ色によってその土地の様子を表している。だからこのような白黒の図にしてしまうと、本来の地勢図の意味がなくなってしまうと思うのだが。いかがなもんなんでしょう。

[解法] 鉄道ネタかいっ!ってツッコンでしまうのだが、地理の先生って鉄道好き多いからなぁ〜、その辺は諦めましょう(涙)。それはそうと、「東側」の風景ってしっかり書かれているところがポイント。これが「左側」とかだとちょっと混乱するんだけどね。その点は親切な問題かな。
ではそれぞれの選択肢を検討。
①;「市街地が見えた」っていうことは、別に線路に沿っている必要はないのかな。はるか遠くに市街地が見えていても、それはオッケイっていうこと?判定難しいんちゃう?どうしよう?
でもそれは杞憂。心配しすぎなのだ。P〜Qの東側って、市街地はおろか家屋さえほとんどないよね。これが北海道なんやなぁ(。誤文です。
②;「富良野岳の斜面が見えた」とある。なので斜面があるのは当たり前。だから斜面の存在は考慮しなくていいので、「富良野岳」そのものを探せばいい。なるほど、図の東端に巨大な山岳が見られる。正文でしょう。一応、Qと富良野岳の山頂、Rと富良野岳の山頂を直線で結んでみよう。この直線上に視線を遮るような高地は存在せず、QやRからは綺麗に富良野岳の山容がくきりと眺められるのです。
③;中富良野町の市街地(道路沿いに建物が連なっている様子を観察しよう)はRを過ぎた南側に存在し、「R駅の到着直前」には該当しない。もちろん公共施設というのは◯の記号で示される町村役場のことなんだろうが、これも同様にRを過ぎてから。誤文。
④;土地利用記号を観察。東側には「田」に記号がみられ、やや遠くには「畑・牧草地」の記号も(*)。果樹園はみられないね。北海道はそもそも地面が凍結するような寒冷な地域であるので、果樹栽培には適さなかったりってするんだよね。誤文。
以上、2が正解。簡単じゃん。

(*)富丘更生や布礼別付近にみられる記号、もちろん普通は「畑」で認識しておけばいいよ。でも、これは正確には「畑・牧草地」の土地利用記号っていうこと、知ってた?日本にはそもそも牧草地は少ないから本州以南の地域については、これをそのまま「畑」とみてしまってとくに問題ないんだけれど、北海道の場合かなり牧草地が多いからね。一応、畑の可能性と牧草地の可能性、両方とも考えておいて欲しいわけだ。で、個人的な見解なんだけれど、富良野岳の山麓のこの土地、おそらく牧草地なんじゃないんかと思う。山すその広大な緩斜面に牧場が広がっている様子って、ベタな北海道の風景としてイメージしやすいんじゃない?誤文。

[アフターアクション] っていうか、屯田兵ネタ出せよ!

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