2009年度地理B本試験解説

2009年度地理B追試験                                                      

 

<2009年度地理B追試験[第1問]>

 

問1 黒海とカスピ海の間を横断するCの山脈は、新期造山帯で険しい地形。ロシアとカフカス諸国の国境を形成するカフカス山脈である。かつてこれが国境山脈であることが出題されたので、知っておいてもいいかも。また、この山脈の北側のチェチェン地区(ロシア連邦を構成する一つの共和国であるチェチェン)はイスラム教徒が多く、キリスト教徒が主であるロシアからの独立を狙って紛争も生じている。

1;アマゾン川。流域面積が世界最大であることは知っておいてもいい。

2;東アフリカ大地溝帯。大地が裂ける、プレートの「広がる境界」である。エチオピアやケニアなどの高原国が並び、アフリカ最高峰のキリマンジャロも位置する。

4;華北平原。黄河によって形成された平野である。黄河が上流の黄土高原から黄土(レス)を押し流す「泥の川」であることを知っておこう。

 

問2 エのスマトラ島の南岸に沿って海溝が走っており、多くの地震の発生源となっている。海溝はプレードの狭まる境界である。

1;ア島はハワイである。ハワイ島は例外的にプレートの中央部に形成された火山である。

2;これは判定が難しいが、北アメリカ西岸南部を縦断するサンアンドレアス断層の存在を考えよう。プレートのずれる境界(横ずれ断層)であり、狭まる境界ではない。

3;マダガスカルは安定陸塊であり、変動帯ではない。

 

問3 カ;テラローシャはブラジル南部。コーヒー栽培に適する。gが該当。

キ;テラロッサは石灰岩の溶食地形であるカルスト地形に分布する。これが典型的にみられる地中海沿岸地域が該当し、hとなる。

ク;プレーリー土は黒色土壌(黒土)の一種。半乾燥の気候環境下で形成される厚い腐植層をもつ肥沃な土壌。米国では西経100°の経線とおおまかに一致する年降水量500mmの等降水量線に沿った地域に分布する。

 

問4 アフリカ大陸南西岸を北上するベンゲラ海流や南アメリカ大陸西岸を北上するペルー海流の存在を考える。南半球では海流は大きく反時計回り(左回り)に流れており、海洋の東部(大陸の西岸)では、南から北に冷たい水を運ぶ寒流が卓越している。

寒流については、沿岸に乾燥した気候や、漁獲量豊かな海域を形成する要因となっていることも知っておこう。アフリカ大陸南西岸や南アメリカ大陸西岸には乾燥地域が広がり、海域中にはイワシ類が豊富となっている。

 

問5 サは大きく丸いスプーンでえぐったような凹地となっている。これはカールと呼ばれる地形。また氷河の流動によって削られた谷は、断面がU字形となる。

なお、ホルンとは尖状の山頂。斜面を氷河によって削りとられたため、山頂部分の傾斜が急となっている。V字谷は、河川による侵食谷。

 

問6 こうした問題は具体的な数値に基づいて考えるのがベスト。東京のデータを思い浮かべよう。降水量は約1500mmである。東京の位置する東経140°付近の降水量が1500mmとなっているので、このグラフは東京を通過するツと考えていい。

 

問7 驚きのケッペン気候区分!ここまでダイレクトに出題されたのは15年ぶりであるが、これは追試だからこその「例外」なのか。それともこれからケッペンが出題されるようになるという「新傾向」なのか。

南アメリカ大陸西岸の気候はしばしば出題されている。沿岸を流れる海流の影響で、低緯度から中緯度にかけての地域は乾燥気候となっている。逆に、高緯度地域は偏西風の影響によって多雨の森林地帯となっている。その中間のチリ中央部は地中海性気候がみられ、ブドウの栽培もみられる。

ネの西端はチリ北部に該当し、ここは乾燥気候である。砂漠気候(BW)が該当し、選択肢は・か・となる。しかしネは緯度的に考えて、熱帯とは考えにくい。熱帯であるAmを含む・は除外し、残った・が正解となる。

・の西から二つ目のETはツンドラ気候の意味で、普通ならば北極海沿岸などにみられるもの。ネの二つ目の点は、高山であるアンデス山脈に該当し、標高が高いことから寒冷な気候がみられると想像される。

同じく西から三つ目のBSはステップ気候であり、半乾燥の草原地帯となっている。どうだろうか。ネの三つ目の点は内陸部に位置し、やや乾燥した気候がみられたとしてもおかしくはない。

最も東のCfaは温暖湿潤気候の意味で、本州以南の日本列島と同じ気候区分である。ネの東端は日本のほぼ裏側に近く、日本と同じような気候がみられたとしても不思議ではないだろう。

 

問8 いい問題ですね。季節による昼夜の長さのバランスと問う問題。地球が地軸を傾けながら、太陽の周りを周回(公転)していることにより、緯度によって季節ごとの昼夜の長さの変化の度合いは異なる。

赤道直下では、年間を通じ、昼と夜が12時間ずつとなっているが、極地方(北極圏・南極圏)では、夏は白夜、冬は極夜など、昼と夜の長さのバランスが極端に偏ったものになる。

ここではハに注目しよう。6月後半を中心とした時期に、昼が24時間となっている。これは白夜である。逆に12月後半を中心とした時期には、昼の時間が0時間(つまり夜が24時間)となり、これは極夜である。このような季節による昼夜の長さバランスに極端な差異が現れるのは、高緯度地方である。ここではSが該当する。

逆に、その差が小さいフは低緯度である。夏の間も太陽が出ている時間が12時間をやや上回る程度。冬も12時間にやや足りないぐらい。ほとんどその差がないのが、赤道付近の特徴であり、Uに該当。

ヒはその中間でTとなる。

 

<2009年度地理B追試験[第2問]>

 

問1 これは難しいと思うよ。

まず長野の判定から。内陸部に位置し、周囲の山地に遮られて、海洋からの湿った風が届かない。年間を通じての降水量が少なく、イに該当。アに比べて全体としての気温が低いのも、標高の影響(やや高所に位置しているのだ)と考えよう。

さらにアとウ。十日町は背後に山脈を抱え、日本海からの湿った空気がここで地形性降雨によって雲を結び、多くの雪をもたらすと考えていいだろう。冬季の降水量が多いウが該当。

一方、残ったアは新潟となる。日本海に面しているので雪は当然降るものの、山麓に位置する十日町ほど降水量(降雪量)は多くない。気温も低地に位置しており、さほど低くない。

新潟と十日町の判定は難しいので、ここは長野をしっかりと確認しておこう。海から隔絶された中央高地は、全体として降水量がやや少ない気候がみられる。

 

問2 これもちょっと難しいんだよな。答えが違ってたらごめんなさい。米は河川沿いの沖積平野で栽培されるものであり、低湿な地形と対応する。信濃川の河口付近に形成された大規模な三角州に円が集中している2を正解とするのが妥当だろう。どうかな。

他が結構わからないんだよね。1は果実でしょうか。米とは逆に低湿な地形で生産が少ないもの(樹木であり、水はけが悪いところで栽培すると根腐れを起こしてしまう)であり、米の栽培地域と重ならない1が妥当だと思う。そういえば長野はリンゴの産地でもあり、たしかに大きな円となっている。

あとはちょっとわかりません。3が野菜でしょうか。長野県の高原地域で多く生産されているが、これはレタスなどの高原野菜かな。4が花卉だと思います。北陸地方ではチューリップの生産が多いのだけれど、たしかに長野県に比べ新潟県での生産が際立っていますね。

 

問3 おもしろい問題。都市構造に関する問題っていうほど大げさなものではなく、ある程度常識に沿った考え方で十分。じっくりと時間をかけて解こう。

「卸売~」については商店の集中する市街地の中心部にとくに多くみられると考えてみよう。カが正解。

「農業従事者」はク。市街地から離れた農村部に多い。

残ったキが「人口」。都心部の高地価を避け、その周辺部に人口が多いドーナツ化現象もみられる。

 

問4 サについて。等高線を読み取ろう。どこで見てもいいと思うが、わかりやすいのは、図の北東端かな。「・13」や「・16』などの独立標高点を囲むように細長く等高線がみられる。この内側を塗りつぶしてしまって、小さな丘となっていることを視覚的に理解しよう。風や波によって砂が沿岸に打ち上げられ、丘となった地形すなわち「砂丘」である。この形状から、海岸線に「平行」していることが分かる。

さらにシについて。これについては図ではなく、文章から判定すればいい。「等高線がほとんどみられず」から平坦な地形であることが分かり、さらに「水田が広がる」から低湿な地形であることも分かる。このことから「沖積低地」が正解。沖積低地とは、河川沿いに広がる低地のことだが、信濃川沿いの低地がこれに該当する。

 

問5 地形図問題のコツは、まず選択肢の文章を先に読むことで、ある程度問題を解く手順を想像すること。例えば、1については、護岸つまり「垂直の壁」が海岸に沿ってみられるかどうかを判定する。2については、官庁街なので例えば市役所のようなものを考えればいいだろう。3については、鉄道を判定する。ま、地理の先生には鉄道ファンが多いので、このような鉄道絡みの問題が出題されるのは仕方ないね(笑)。4については「市街地の一体化」のような抽象的な事項は地形図からは判定できないので、ここは単純に橋の数が増えたかどうかを数えればいい。

このようにある程度道筋を定めてから地形図を見た方が絶対に問題を解きやすいのだ。

では簡単なものから行きましょう。橋を数えるだけの4が容易ですね。1914年は橋が1本だけど、2005年は5本に増えている。4は正文。

鉄道の延長も分かりやすいかな。1914年の図で鉄道を探す。一応あるんだよね。図の南東端から北北西向けてまっすぐ延び、「ぬったり」駅付近で大きく左にカーブし、今度は南西方向に向かって「にひかた」駅へと達する。

これに対して、2005年の図をみてみよう。かつての鉄道は大きく経路を変え、「沼垂」駅と「新潟」駅は別の路線に分けられてしまった。さらに新潟西港の方向に北上する新しい路線(「貨物線」と書かれている)が設けられている。

この様子から見て、選択肢3の内容は当たっているだろう。新潟西港が新しく整備された様子も読み取っておこう。

そして次に2を判定する。1914年の地形図で「焼嶋潟」を探してみよう。ちょっと見つけにくいけれど、がんばって読み取ってみよう。「信濃川右岸」という手がかりがあるので、何とか見つけられるんじゃないかな。そしてそれと同じ位置が、2005年の地形図ではどうなっているのかを読み取る。かつて焼嶋潟だった湖沼は現在はなくなってしまい、現在は陸地となっている。一部に水路のようなものはなくはないが、ほぼ完全に消えてしまったとみていいだろう。「埋め立てられた」かどうかはわからないものの、とりあえずここまでは正解。水域を新たに陸地にする場合には、埋め立て以外に掘り込みという方法もあるが、ちょっとここではよくわからない。

しかしここからがポイント。ここに見られる記号や文字は何だろう。「北越製紙」や「製油所」という文字がみられる。さらに(歯車で示される)工場の地図記号もいくつも示されているではないか。どうだろうか。ここは埋め立てられることによって、工業用地として整備されたことが伺える。一部に郵便局もあるようだが、これをもって「官庁街」とは言わないだろう。

このことから2を誤りとする。

官庁の典型例に市役所があるが、二重丸で示される市役所は白山公園付近にあり、こちらが官庁街とよぶにふさわしいエリアと思われる。

最後に1も検討してみよう。まず「砂浜が侵食されている」様子を読み取ってほしい。ちょっと難しいけれど、図6と図7を重ね合わせてみると、あきらかに図7の方が砂浜の面積が少ないのだ。波の侵食などによって砂浜海岸が減少してしまった様子を観察する。「護岸」については、コンクリートで固められた様子を読み取ることが大切で、このためには直線に点々んが連続してくっついている「垂直の壁」の記号をチェックすることがポイントとなってくる。この分かりやすい例として、例えば図の北東端の海岸線がある。「平和町」という地名があるが、これに接する海岸線に堤防が建設され、その両側に垂直の壁がみられるのが分かるだろうか。まさに「護岸」である。1914年の図と重ね合わせればよく分かるのだが、ここはとくに大きく海岸線が後退してしまったところ。浅い海に多くのテトラポット(点々で示されている)も置かれるなど、波を防ぎための努力も多くなされている。海岸線のしっかりと護岸し、これ以上の侵食を防いでいる。

これ以外にも、寄居浜付近にも海岸線に沿って道路(堤防)が建設され、その海側がしっかりと護岸されていることがわかる。やはりここにもテトラポットが敷設されている。新潟の海岸線はよほど海岸侵食が激しいところなのだろう。

 

問6 図を読み解くことがポイントになる問題。こういった問題を確実に解けるかどうかで、センターの得点が大きく変わってくると思うよ。この試験全体の白眉といえる問題でしょう。

文章の読解力だけでなく、グラフの正確な読み取り、そして数字に対するセンスが問われている。

1;新潟県の出荷額が増加していることは読み取りやすい。その他の都道府県の出荷額はわかりにくいが、目盛りをしっかり読んでいけば、増加していることはわかるだろう。その他の都道府県の事業所数は、はっきりと減少している。正文。

2;1990年~2005年の間の新潟県の出荷額はほとんど変化していない。これに対し、その他の都道府県の出荷額は何割か減少した。「大きく変化した」とみていいだろう。正文。

3;これは数字のセンスが必要。1事業所当たりの出荷額は「出荷額÷事業所数」で算出される。新潟県は事業所の数は少ないものの、それでも出荷額は全国の何割かを占めている。1事業所当たりの出荷額が大きいとみていいだろう。

4;これも数字や計算を念頭に入れて文章を読解する。1970年~1990年は、全国の出荷額も増大しているが、新潟県もそれ以上に増加している。割合が高くなったことは確か。これに対し、1990年~2005年であるが、新潟県の出荷額は頭打ちで、ほとんど変化がない。しかし全国の出荷額は減少傾向にあり、新潟県の占める割合はむしろ上昇傾向にあるとみていいだろう。誤文であり、正解は4。

ちなみにこういった問題においては、なぜか正解(本問の場合は誤文)が最後の選択肢にあることが多い。選択肢はやっぱり1からじっくり読み解いていくべきものなので、どうしても時間がかかってしまうのは仕方ない。でも、センター地理ってそもそもそういうものだからね。最後の選択肢が怪しいと思っても、最初からそのように決めつけず、丁寧に選択肢1からじっくりと読み解くことが必要。時間をかける勇気を持つべきなのだ!

 

<2009年度地理B追試験[第3問]>

 

問1 統計を意識しよう。船舶の生産量は、韓国と日本が世界の1位と2位を占める。ウが該当。

銅については、銅鉱の世界最大の産出国であるチリを考える。イが該当。

洗濯機は消去法でアが該当。

 

問2 わかりやすいものから判定していこう。サウジアラビアが含まれている2が原油の産出量。

サウジアラビアは原油の産出、埋蔵、輸出いずれも世界第1位という原油の三冠王!

4が石炭の産出量。中国と米国で世界全体の半分以上を占めている。

1と3の判定が難しい。しかし、3には石炭の圧倒的な産出国である中国が含まれている。中国が石炭の輸入国であるとは考えにくいのではないか。米国も同様に石炭の世界的な産出国である(原油の産出量にも米国がランクインしているが、パーセンテージは原油より低い)。石炭か原油かと問われれば、石炭の輸入国である可能性は低い。このことから3を原油の輸入国とする。

残った1が正解。ルール工業地帯を要するドイツが輸入国であるのが意外かもしれないが、さほど高い割合でもないので、注目する必要はないだろう。

 

問3 これ、ちょっと難しいと思う。化学繊維は、石油化学工業と衣服工業の2つの要素があるため、先進国でも発展途上国でも発達するものである。

日本の特定は難しくないかな。Cが日本。1980年の段階で石油化学工業がすでに発達しており、化学繊維の生産も多かったはず。しかし近年は、日本では繊維工業自体がやや衰退しており、化学繊維の生産もそれに伴いやや減少している。

この考え方に基づけば、Bを韓国、Aをインドと特定するのは可能ではないか。1980年から2000年の間、Bの方が上位にあるが、これは韓国が工業国としてインドを上回っていたことを考えれば、妥当だろう。しかし21世紀に入り、その地位は逆転している。重工業化が進む韓国で繊維工業が衰退し、逆にインドが急成長してきた。

 

問4 タイは日系企業の進出数が多い国である(第3位。1位は中国、2位は米国)。このことを考え「外国企業」がキーワードとなる2と4に解答を絞る。同じ東南アジアの工業国であるマレーシアとタイがこのいずれかになるだろう。

さらにキーワードを探っていくと、2は「電気機械・電子工業」とあり、4は「食料品工業」「繊維工業」「(自動車工業など)機械工業」とある。さぁ、2と4、どちらが1人当たりGNIの高い高賃金国だと思う?

製品の価格を考えれば、電気機械や電子工業の方が、食料品や繊維より高いのは明らかだろう。また自動車工業にしても、製品の価格はもちろん高いが、機械組立の単純労働であり、低賃金国で行っていたとしても不思議ではない。

マレーシアの1人当たりGNIが約5000$/人、タイの1人当たりGNIが約3000$/人。どちらかといえば高賃金の2をマレーシアとし、安いタイを4と考える。

なおシンガポールが1に該当。「中継貿易港」だけチェックすればいい。他の工業に関するキーワードは無視。そもそも人口が少なく、1人当たりGNIも高い(高賃金)シンガポールは工業国と考えない方がいい。

残った3がブルネイ。たしかに資源国ではあるのだが、センターでは初登場であり、無視していいでしょう。

 

問5 シリコンバレーはコンピュータ関連の知識集約型工業が立地している。資源を必要とするのは主に資本集約型工業(鉄鋼業や石油化学工業など)。知識集約型工業の立地条件で資源(この場合は「レアメタル」)がポイントになることはない。

 

問6 航空機の生産で知っておくべき都市は、シアトルとロサンゼルス。シアトルが位置する北西端のワシントン州と、ロサンゼルスの位置するカリフォルニア州に大円がみられる4が航空機。

石油・石炭製品については原油の産出と対応させて考えてみよう。米国(というか北米大陸)最大の油田地帯はメキシコ湾沿岸。米国最大の原油産出量を誇る州はテキサス。ここに大きな円がみられる3が石油・石炭製品。

残った1と2については、米国でもっとも重要な州の一つであるアイオワ州に注目。コーンベルトの西端に位置し、混合農業がさかんに行われている。トウモロコシや大豆の生産、豚の飼養頭数はいずれも全米1位。このことをふまえて1と2をとらえてみよう。1ではアイオワ州に円は描かれていない。2では、とくに大きな円となっているのは、五大湖に接するイリノイ州と、その北西に隣接するアイオワ州!

このことから2を穀類精製と判断し、残った1が自動車となる。

 

<2009年度地理B本試験[第4問]>

 

問1 これ、難しいんだよね。東南アジアは一般的に都市人口割合が低いんだが、それは米作がさかんな国に限った話。マレーシアは、もちろん米作は行われているものの、どちらかといえば工業国のキャラクター。人口規模も小さく、他の東南アジア諸国とはまた違った個性を持っている。

1がスウェーデンでしょう。ヨーロッパ北部諸国は第1次産業人口割合が低く、農村人口が少なく、その分だけ都市人口割合が高い。第1次産業人口割合と都市人口割合が反比例することを意識しよう。

日本については先進国のわりに都市人口割合が低いという特徴があるのでなかなか難しい。ここでは「1960年代高度経済成長」を意識しよう。経済成長の時期は、人口が農村から都市へと大きく流動し、都市人口割合が急上昇する。日本にとってその時代は1960年代である。これに対し、表1では高度経済成長末期の1970年のデータとなっている点に注意。1960年と1970年では大きく都市人口割合が変化したかもしれないが、1970年と現在(2005年)の間では大きな変化はないのではないか。日本が2である。

残った2つについては、やはり1人当たりGNIを考えよう。1人当たりGNIと第1次産業人口割合が反比例し、第1次産業人口割合と都市人口割合も反比例するので、1人当たりGNIと都市人口割合が比例することと考える。残った2つのうち、1人当たりGNIが高いのはマレーシアで、アフリカに位置するケニアは経済レベルのとくに低い国である。このことから、3をマレーシア、4とケニアとする。

一般に発展途上国においては、都市人口割合は低いが、その増加率は高いという特徴がある。農村と都市との経済格差は大きく、特定の都市(プライメートシティ)に流入する人口の流れは絶大である。3も4も、都市人口割合の伸び方は高いことに注目しておこう。

 

問2 最重要はムンバイ。インド半島の西部に位置する港湾都市であるが、背後に綿花地帯を抱え、棉工業が発達している。ウが該当。「植民地支配の拠点」とは、かつてインドがイギリスによって植民地支配されていた時に、ムンバイが綿花の積出港として発展した都市であることを考える。

残った2つはちょっと難しいんだけど、どうしたもんかな。ナイロビはケニアの首都。「高原」「コーヒー」がキーワードでアが該当。

残ったイがブエノスアイレス。アルゼンチンの首都であるが、ラブラタ川の河口に位置する港湾都市である。

 

問3 これもちょっと難しい。形式的に、全く新しいというわけでもないが、取っ付きにくい感じがする。

発展途上国においては特定の大都市に人口が集中する傾向が強い。これをプライメートシティというが、メキシコの首都メキシコシティはその典型例。Aがメキシコ。

っていうかそもそもオーストラリアは全人口が2000万人程度なので、一つの都市だけで人口が2000万人近くいたらびっくりするね(笑)。

カとキについても同様に、一つの都市だけが飛び抜けて大きいキをメキシコとする。カがオーストラリアであるが、先進国であるので、メキシコに比べ、特定の都市に人口が集中する度合いが小さい。

 

問4 ちょっと変わった問題ですが、何とか解いてみてほしいな。正解は3で、「長期滞在者」が誤っている部分。長期滞在の観光は主に海外旅行であり、熱海のような国内の(しかも東京から距離的に近い場所の)観光客は短期滞在である。

ただし、この問題がおもしろいなって思うのは、他の選択肢。なかなかセンスがいいんだわ。

1;ここで真っ先にイメージするのは「都心部に工場はない」というセオリー。都心j部に近い地価の高いエリアは、広い面積を必要とするわりに収益性の高くない工場用地としては適さず、「大規模工場などが閉鎖」されることは十分に考えられる。その一方で、再開発によって建物の高層化が進み、オフィス街となったり、マンションや商業施設が新たに設けられたりしている。

2;この選択肢の内容はセンター初出。珍しいパターンだが、今後はこのような出題例が増えるかもしれないので、新傾向としてチェックしておこう。

ニュータウンは新興住宅地であり、若年層の流入により、老年人口割合が低くなっているはずである。しかし、70年代や80年代に成立したニュータウンにおいては当時入居した若い夫婦がそのまま歳を取り、やがて「オールドタウン」となっていく。70年代のニュータウンはまさに20代と30代が居住者の中心かもしれないが、それがそのまま歳を重ね、30年後のそのニュータウン(もはやオールドタウンというべきでしょうが)は50代や60代が主な住民となっているはず。入居者が特定の年齢層に偏る住宅団地においては、このような人口の高齢化が問題となってきているはずであることを、心に留め置こう。

4;浜松市は自動車工業の発達した工業都市であるが、こうしたところには出稼ぎのブラジル人の流入が際立っている。ブラジル的な文化を持った商店なども増えているのだろう。ちなみに浜松市は最近ちょこちょこセンターでも名前が登場してくる都市の一つ。工業都市の代表例で、ブラジル人が多く住んでいることを知っておいてもいいかもしれない。

 

問5 これ、ガチで難問だと思います。ボクもとりあえず解いてみましたが、もしかしたら間違っているかもしれません。許してくださいね。

「65歳以上人口割合」だけは簡単。人口減少地域において老年人口割合が高くなる傾向があり、とくに東京大都市圏から外れた関東地方周辺部において、この値は高くなるはず。いわゆる過疎化が進行しているところもあるだろう。Pが該当。

残った2つがしんどい。「単独世帯」ってそもそも何なんだろうって思うわけだよ。学生なのかな。いや、東京ならばフリーターだってたくさんいるだろうし、そうでなくても一般企業の社員でも独身社員や単身赴任者ならば単独世帯だ。QRを比べてみると、Rの高位の部分はQでも高位となっているところがほとんどであるのに対し、Qの高位の部分はより広い範囲に広がっている。これってどう解釈する?

仕方ないから別のアプローチをとろう。単独世帯ではない世帯ってどういう世帯か?っていう話だよ。結婚した夫婦を考えればいい。彼らは一戸建てを求めてより郊外へと転居する可能性が高いんじゃないかな。家賃や土地代などをイメージすればいいと思う。逆に単独世帯ならば、都心の高い家賃であっても、ワンルームのマンションなど狭いところに住むなどして、何とか対応できるかもしれない。

都心部の高地価の部分に集中しているRを、そのまま狭いワンルームに住む人が集中している地区と関連して考え、これが「単独世帯」に該当する。より広い範囲に広がり、千葉県や埼玉県まで含んでいるQは、やっぱりワンルームマンションとは考えにくいのだ。消去法によってQが「第3次産業就業者」とみる。う~ん、決定打がないのだが、そう考えるしかないのかな。

 

問6 こういう問題のポイントは絶対数を考えること。人口規模が大きければ、移動者数も多くなると考えるのが自然。それに距離や経済的なつながりなど、多様なファクターが重なる。

XYは東京都区部と横浜市でしょう。横浜市は東京大都市圏の郊外に位置する都市であり、距離的にも経済的にも東京とのつながりがたいへん深い。移動数が大きいのも納得。

さらにXYについては大阪市との関係で考えよう。大阪市にとって重要であるのは、単なる郊外都市にしか過ぎない横浜市ではなく、日本の中心である東京都区部であるはず。大阪市との移動数が多いXが東京都区部で、少ないYが横浜市である。

残ったZは神戸市である。大阪市からみると、もっとも移動数が大きくなっているが、同じ近畿地方に位置する都市であり、関係性が深いのも当然だろう。

 

<2009年度地理B追試験[第5問]>

 

問1 問題を解くコツは、自然地理的キーワードを重視すること。とくに気候に関連するキーワードが大切で、気温や降水量と密接に結びつく農産物に注目するとたいへんおいしい。

ここではやはり「綿花」なんだろうね。綿花は温暖で多雨、しかし開花期は乾燥というデリケートな生育環境を有するもの。綿花の生産上位国は、中国、インド、米国、パキスタン、ウズベキスタンなど。中国は黄河、米国はコロラド川、パキスタンはインダス川、ウズベキスタンはアムダリア川など、いずれも外来河川からの灌漑によって綿花栽培がなされ、インドにおいてもインド半島の雨季と乾季の明瞭な気候を利用して盛んに綿花が栽培されている。

これに対し、シベリアってどうなんだろうか。どちらかといえば湿潤な気候がみられ、灌漑農業に適応する綿花栽培が盛んな地域とは思えない。っていうかそもそも気温が低すぎて、綿花栽培など無理なんじゃないか。こういった「農産物→気候環境」というイメージを作ることができれば、シベリアに関するこの選択肢を殺すことができると思う。・が正解。

1;よくわからないが、エニセイ川の源流であるバイカル湖は世界で最も深い湖であり、豊富な水量を使用しての水力発電も行われていることは事実。君たちも「バイカル湖→水力発電→アルミニウム精錬」は知っているね。バイカル湖からエニセイ川にかけての水系で、水力発電がキーワードになるのはおかしくないだろう。2・;この場合の「外国企業」は日本企業でしょうか。経済レベルの高い日本から、経済レベルの低いロシアへと企業が進出するのは、当たり前のベクトル。これが逆ならおかしいが。またロシアは北洋漁場(オホーツク海など)で盛んに漁船を操業させている。日本海沿岸地域においても、そういった船舶による漁獲量が多く、それを当て込んだ日本企業の進出がみられるとしてもおかしくはないだろう。

4;よくわからないが、最近カスピ海周辺のトルクメニスタンなどでは天然ガス田の開発も盛んなようなので、そのことだと思われます。ま、どうでもいいかな。・の「綿花」に比べれば、こちらの「豊富な鉱産資源」はキーワードとして弱いわな。

 

問2 意外と簡単な問題かもしれない。北半球の寒極としてオイミャコンは知っておいてもいいんじゃないかな。シベリアの奥深くに位置し、最寒月の平均気温は-50℃にまで達する。3が正解でいいでしょう。

他の都市は判定しないでいいと思います。

 

問3 いいですね。経済地理に関する問題。資本主義化が進む世界の中で、経済格差は常に拡大の方向にある。2が誤り。生活水準(ようするに経済レベルと思っていい)の格差は広がりこそすれ、縮まりはしない。

他の選択肢もなかなかおもしろい。1はまさに格差が拡大していくことを述べている。それが資本主義というものなのだ。また「国家から払い下げられた企業を経営」とあるが、これなど企業が「国営」から「民営」になっていくことを示している。これもやはり現代社会のキーワードの一つである。

3も1と同様。それまでの「国営農場」や「集団農場」(農業の集団化は社会主義のキーワード)から「企業や組合などに再編」されたのだから、やはりこれも「国営→民営」のベクトルの上にある事象。

ただし、4がちょっと難しいんだわな。ま、これについてはそういったこともあるのでないかという感じで軽く考えておいてください。あくまで「家庭菜園」の話であって、さほど大げさなものでもないよね。

 

問4 おもしろい問題。シベリアでは、生活熱が伝わることによって地下の永久凍土層が融解するのを防ぐために高床式の家屋がみられるのだが、これをそのまんま覚えているだけでは間違う。2の「高床式」に反応してしまい、焦ってこれを正解としてしまうのだ。でも、ちょっと待て。高床式の家屋になるのは、あくまでシベリアの範囲に限られる。冬季極端に寒冷となることによって地下に永久凍土層がみられるのはシベリアなのだ。「ウラル山脈の西側」はシベリアではなく、こちらには永久凍土層はみられないのだから、家屋が高床式になるはずもない。「シベリア→冬季寒冷→永久凍土層→融解を防ぐための高床式家屋」という流れをきちんと理解しておこう。・を消去する。

1は「モンゴル系」だけ考えればいい。モンゴル人と茅葺き屋根は結びつくだろうか。モンゴルといえばゲルと呼ばれる移動式の住居が有名である。このブリヤート人がそういった家屋に住んでいるかは微妙だが、「モンゴル」をキーワードとして考えれば、少なくとも「茅葺き」は間違いだろう。

4は宗教の問題だが、ロシア民族が主に信仰するのはキリスト教の東方正教。旧ソ連にはイスラム教徒も多いが、それはカザフスタン人やウズベキスタン人など中央アジアの人々。

以上より、正解は3。とくにツッコミどころのない文章だと思います。しかし、トナカイって本当によく出題されるよね。北半球の寒冷地域(北極海沿岸のツンドラ地域を含む)のキーワードとしてトナカイをしっかり押さえておこう。なおここでいう「トナカイの飼育」とは遊牧のことでしょう。

 

問5 またしても資源の統計!なんだかこの追試験は微妙に問題が重なっている気がするんだが、気のせいかな。ちょっと作りが雑なような印象を受けますね。

ロシアは原油と天然ガスの国なので、Bがロシアなのは確実。

実はACの判定が難しい。さすがに埋蔵量までは覚えきれないので、ここは産出量で勝負するしかない。とはいえ、ACは1位と2位で、しかも数値も22.3と19.6というように近似しているため、判定が厳しい。仕方がない。ここは「ブラジル=世界最大の鉄鉱石産出国」という統計の知識をガチガチに固めておくしかないんだわ。Aがブラジル、Cがオーストラリアとなります。

 

問6 さらに統計。しかしここはベタな生産順位ではなく、農作物の生育条件(主に気温)が問われている点にといておもしろい。スゴくいい問題だと思います!

まずロシアで主に栽培されているYについて考えよう。3カ国中最も冷涼な気候がみられるロシアであるので、ここで栽培される作物についても冷涼な気候環境に対応するものであることが考えられる。Yは小麦である。

米国とイタリアはともに似たような気候環境となっている、そこでここからは統計で考えよう。米国は世界最大の穀物生産国であるが、とくにトウモロコシの生産は圧倒的。トウモロコシの世界最大の生産国であると同時に輸出国でもある。米国で割合の高いXをトウモロコシと考えるのが妥当だろう。

残ったZが米。米はそもそも高温多雨なモンスーンアジアに生産が集中している作物であり、それ以外の大陸では生産が少ない。XZの中で最も割合が低いZを米と考えるのが適当。

 

<2009年度地理B追試験[第6問]>

 

問1 ちょっと印刷が見にくくてスイマセン。もちろん実際のセンター試験では印刷は鮮明なはずですが。

1;アフリカ南部に注目。南アフリカ共和国とその周辺の国々である。たしかに「中位」の国が多い。

2;インドに注目。たしかに「低位」となっている。

3;西アジアということで、イランやサウジアラビアに注目するといい。しかしこれらは「低位」ではなく、「中位」となっている。これが誤り。

4;ブラジルに注目。「高位」である。

本問はそのまま図を読み取るだけの問題なので厄介ではないだろう。それぞれ「合計特殊出生率の低下により」「貧困の苦しむ農村部の年少人口が多いため」「国内で貧富の差が大きいため」「経済発展により生活が豊かになったため」のような理由に言及する部分は見る必要はないのが、本問の特徴。

 

問2 どういった解き方をしても構わないが、1人当たりGNIに注目する方法がお勧め。どうせ、1人当たりGNIは覚えないといけないよ。

タイの1人当たりGNIは最新統計で約3000$/人。このことからイがタイとなる。

エチオピアは貧困国であり、とくに経済レベルが低いことが特徴。アがエチオピアとなる。

エジプトは消去法でウに該当。・が正解。

1人当たりGNI以外の項目は見る必要はない。「栄養不良の人口割合」では、エチオピアはともかく、タイとエジプトの判定ができない。「穀物自給率」では、世界最大の米の輸出国であるタイをイと判定するのは可能だが、アとウで混乱する。っていうか、ウをエチオピアとしてしまいがち。

1人当たりGNIを確実に知っておくことが最重要であるという、典型的な問題。

 

問3 これ難しくない?2と3で徹底的に迷う。より「間違っている」という意味で3を正解にしてみましたが、もしかしたら違っている?

ボクはまず2に引っかかったのだ。この説明は乾燥地域におけるもの。Bはナイジェリアのやや南側であり、ほぼ赤道に沿うエリア。さて、ここってそもそも乾燥地域なのか。むしろ熱帯雨林なんじゃないのだろうか。このことから考えて、この選択肢2はすごく怪しいのだ。

しかし実は3も相当ヤバい。「過耕作」とか「過放牧」っていうのは、そもそもアフリカのサヘル地帯における砂漠化のキーワード。爆発的な増加をみせる人口を支えるために、家畜の飼育頭数を増やし、休閑期間を短縮して土地に負担を与えてまで農耕を行うことで、砂漠化が進行する。さて、これが果たしてC地域に該当するのだろうか。C地域はオーストラリアのマーレー川流域、ここはスノーウィーマウンテンズ計画によって灌漑され、大規模な小麦農業地域となっているところ(企業的穀物農業)。「過耕作」「過放牧」がキーワードになるのか。

さて、このように2と3でものすごく迷う。しかし、答えは一つだけなのだ。より「誤っている度合いが大きい」選択肢を決めて、それを答えとするしかない。

そうなるともう一つ気になる言葉が浮上してくるのだ。それは「土壌侵食」。先にも述べたように、過放牧や過耕作は砂漠化のキーワード。砂漠化とは半乾燥の草原(ステップ)地域において植生が失われることで、決して土壌そのものが失われるわけではない。つまり土壌流出、土壌侵食とは関係ないっていうことだ。土壌侵食自体はよくみられる環境問題であるし、とくにこういった大規模な小麦農業地域では珍しいことではない。しかしその原因が過耕作や過放牧というのはどうだろう。

このことから考えて、より大きく誤っている・を解答とする。「C地域は過耕作や過放牧は行われていない」「過耕作や過放牧は土壌侵食の原因ではない」という2点において、選択肢・は誤っているわけだ。限りなくクロに近いグレーの・よりも、二重にクロである・の方がより「犯人」にはふさわしいと考える。それでいいよね。っていうかそうとしか考えようがないのだ。

1と4の選択肢についてはとくに問題ないでしょう。

 

問4 オーソドックスな民族・宗教問題。Rがセンター初出だが、これは消去法で考えれば十分でしょう。

Pはカ。多数派のプロテスタントが少数派のカトリックの権利を制限してきた場所が、イギリスの北アイルランド地方である。

Qはク。スペインとフランスにまたがるバスク地方である。独自の言語を用いるバスク人は、独立国家の建設を目指している。

このことから正解を・とする。Rはキだが、消去法でいいだろう。

 

問5 これ、マジでいいやん!かなり好きかもしれない。

「高地価」は日本の都市のキーワード。ドーナツ化現象である。日本の都市においては都心部の地価が高騰し、産業(官公庁、企業のオフィス、デパートなど)は都心部に集まってくるものの、人口は郊外に流出する。

これに対し、欧米の先進国の都市におけるキーワードは「老朽化」。成立以来数百年の歴史を持つ旧市街は老朽化が著しく、人口だけでなく、産業も流出し、廃墟同然となる。そこに失業者(少数民族や移民が多い)が流入し、スラムを形成する。この都心部におけるスラム化の問題を「インナーシティ問題」というのはみんなも知っているでしょう。

選択肢・については「都市再開発にともなう地価高騰」を「都市施設の荒廃により」と改めればいい。そもそもインナーシティ問題を解決するために、再開発が行われるので、再開発がインナーシティ問題を招くような言い方はおかしいのである。

論理的な思考を必要とするすばらしい問題ですね。この問題が難なく解けたら、かなり自身を持っていいと思います。

 

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