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2014.06.05
夏の取組み
ソニックなう。模試検討なう。本来ならそこまでしなくていいんだろうが、時間的な余裕もあり、さらにテスト課の負担を軽減するためにも、内容の確認だけでなく、誤字脱字のチェックや文章校正、図の明確化など細かいところまで作業してしまう。
6月末締めの福井夏期テキストもあらかた終わり、あとは校正だけ.思えば去年の今頃は映像授業の準備やその教材作成をしていたので、今年についてはかなり手持ち無沙汰。ながらく懸案だった私大地理教材に取りかかろうかなとも思う。
授業で私大地理をもっているわけでもなく、出版社からも「私大地理は売れませんよ」みたいに言われてるんで、こちらは完全なるプライベート仕事。夏もかなりヒマなので、ゆっくりじっくり関関同立や産近甲龍レベル(地理が受験科目にない大学が多いですが)の地理教材をつくってみようかな。ネット公開して、少人数でもいいから自由に利用できる環境を整えたいな。
乞うご期待!って感じかな(笑)
2014.06.05
ブルージャスミン
「ブルージャスミン」観ました。ウディ・アレンの小気味好さ。意地悪なほどのシニカルだが、でもなぜか爽やかで、おかしい。いつか自分のAVルームとは持ったら、モニターの横にはウディ・アレンの作品を揃えたい。こうした映画が好きになるっていうのは、歳をとったんだろうか(笑)
2014.06.05
ふたたびの加奈子
「ふたたびの加奈子」読了。輪廻転生なんていうシャレにならないテーマをこうした一般的な小説で大きく取り上げてしまって大丈夫なのか!?最後のミステリー仕立ての部分が陳腐ではあったけれど、中盤まではスリリングであり、それだけで十分に読む価値はあると思う。輪廻転生、本当にあるのかな。子どもを亡くす親の気持ちって想像すらできない。
2014.06.03
地理は統計学である
地理とは統計学である。それなのに、多くの生徒は数字に対する注意力に欠けている。
地理的思考の第一歩は、実数であるGNIと、割合である1人当たりGNIの違いを明確にさせることである。
とにかく数字。数字を使いこなすことに、地理の真髄がある。
2014.06.03
福井夏期講習
夏期講習8月11日12日13日と福井に出講することになりました。授業は午前中でちょっとしんどいなと思いつつも(笑)午後が丸ごとフリーになるから、それはそれでいいかな、と。
ただいまテキスト原稿を仕上げていますが、こうした教材作成能力を重要視してくれる予備校はありがたいですね。ちょっとでもいいものを作ろうと、がんばっております。
ではでは関係者のかたがた、よろしくお願いします。
2014.05.28
さらに今日の授業
授業で最後列の隅っこに座ってる、ちょっと大人しい感じの子がいた。こちらの授業進行がちょっと早いともう付いてこれない。授業にはスピード感も大切だから、ある程度のテンポの早さは仕方ないとは思うんだが、でもその子の理解を超えていたら、全然意味ないよね。少なくとも初めて触れるような部分においては、しっかり足を落ち着けて、テンポを落とした説明をしてみないといけないな。最も不器用な子に合わせるぐらいでちょうどいいんじゃないかな。
2014.05.28
今日の授業
水曜日の校舎は2年ぶり。でも相変わらずチューターさんの仕事ぶりはいいし、すごく仕事しやすい。生徒の雰囲気もよく、いい感じに笑いが出る。「南米くん」と「アフリカ大陸」は解禁したが、予想通りのウケ方(スベリ方・笑)
2014.05.02
里山
2014年度地理B追試験で興味深いのがこの問題。以前に紹介した「アメリカ合衆国では新規の原発は建設されていない」というトピックに関連した問題と同じ大問に含まれる。実はセンター地理では新エネルギーとして植物性バイオマスがしばしば取り上げられていて、とくに木屑などの木材資源が注目されている。
実は最近いくつかリンクで紹介したコンパクトシティについての話題はセンター地理では完全に無視されている。都市構造を論じる際には非常に重要な話題であり、私大地理の問題などではしばしば取り上げられているにも関わらず。
それに対して、こうした「里山」の重要性といった話題はセンター地理のトレンドの一つとなっている。人口を集積させ効率の良い国家を形成するべきなのか、それとも過疎地域を見捨てずに林業(バイオマスとしての)復興を図るのか、これも判断しかねるのだが、センター地理の思考においては方向性ははっきりしているように思える。
ちなみに正解は③で、「トウモロコシ」ではなく「サトウキビ」なのです。ブラジルのこの取組み(バイオマスカーとかね)もセンター頻出!
2014.05.02
センター地理における原発問題
センター地理Bの思考の中に反原発が含まれているのはかつてからのトレンドである。この問題についても正解(誤文)は①であり、つまり将来的にヨーロッパでは原発は縮小の方向にあるというトピックが問われている。
北欧諸国が最も恐れるのは火力発電に起因する酸性雨がもたらす森林消失(林業に経済が依存しているのだ)であり、安定陸塊で地震の発生しないスウェーデン やフィンランドではむしろ原子力の利用は非難されるべきではないとも思う。しかし、フクシマ以前の2004年の段階ですでにこうした問題が問われているこ とは、センター地理の研究を生業としている人間として考慮すべき事例である。
ボクなど最近は感覚がにぶってしまて、原発の是非は全然わからないのだが、現に福島の人々は故郷を追われ、帰ることがない。ぶっちゃけ愛郷心のかけらもな いたつじんですら浜岡が事故を起こして静岡が封鎖されたらどうなるんだっていう恐怖はある。自分を育んだ土地を愛し、そこでの生活や人間関係、家族が全て だった人々にとって「故郷を失う」ということの非情さや絶望がいかほどのものか、正直想像の範疇を超えている。どうしたら福島の人に故郷を返してあげるこ とができるんだ?