たつじん先生の共通テスト(センター試験)地理解説!楽しく勉強していきましょう

2015年度地理A本試験解説

たつじんオリジナル解説[2015年度地理A本試験]解説

[1]所要時間ではなく、時差の方を求めるというちょっと変わった問題。そもそも図から経度を読み取ればわかるちゃうか?って問題なのですが。11時30分に12時間45分を足して、10時15分をマイナスしたらいいのでしょう。

[2]いいですね。南アジアに火山はない、というベタなセオリー。

[3]これもいいですね。オーストラリアは石炭消費国ではあるが、その量は少なく、しかもそもそも乾燥国でアルカリ性の土壌であるため、森林の立ち枯れや湖沼の生態系の破壊のような事象は生じない。コアラが食べるユーカリについても酸性雨の影響はない、土壌が中和されるだけ。

[4]これはちょっと難しい。気候グラフと植生を対応させるパターンの問題は珍しいと思う。気温からみて、冬でもかなりの高温であるので熱帯とみていい。また降水量から判定するに、かなり雨季と乾季の差が大きい地域。熱帯草原(サバンナ)と考えるのが適当だろう。③が該当。

[5]写真がないなんて!でも「地下水路」であることわかるし、地表面に「縦穴」が連続している様子もわかる。イランのカナートに代表される、伝統的な灌漑農業(オアシス農業)に利用される地下水路でしょう。企業的な農業が行われる近代的農業地域の新大陸には該当せず、旧大陸の乾燥地域であるQとR(イラン)が正解。

[6]Wはニューオーリンズでジャズ。Xはリオデジャネイロでサンバ。Zはバリ島でガムラン。写真がないから想像するしかないんだが「西洋と黒人」でおそらくサンバじゃないかな。ジャズの場合は、アメリカ南部の音楽とアフリカとの融合になるわけだし。しかしYはどこなんだろう?リバプールのビートルズのことを指しているのかなっていう気がする。

[7]ヒンドゥー教がかなり存在する②がアジア。イスラム教はアジアとアフリカに多く広まっているので、①がアフリカとなる。北アメリカはプロテスタントが比較的多く、④が該当。残った③がヨーロッパ。

[8]図4の中心に直線を引いて、中央(矢印の先)に何がみえているかを考える。右から左へと傾斜する斜面がみられ、その左手に低地が存在する。①から④の矢印をそれぞれ延長し、そういった地形がみられるものを探す。①が正解なんじゃないかな。

[9]なかなかの問題。図の解釈が重要。とりあえず現在の数値をみて、イのみ「日本の輸入額に占める機械類の割合」が低い。原油や天然ガス、石炭など資源産出の多い(そしてそれらを日本にさかんに輸出している)インドネシアがこれに該当。アとウについては現在の数値にあまり差がないので、過去を参照。ウは1970年も高い値を示しているのに対し、アはゼロ。1970年の時点で工業化が進んでいなかったアが中国となり、ウがドイツ。この問題おもしろいな、模試でも使えそう。

[10]「金融業」が発達するのは1人当たりGNIが高い先進国。銀行はお金を貸し付けて利子をとるわけだけれども、物価の高い国の方がその金額は大きくなるよね。世界的にみても金融業が発達するのは、スイスやシンガポールのような高所得国。中国のような低所得国に銀行が進出する理由がない。②が誤り。そもそも経済特区は製造業の拠点となるのであり、金融業は関係ない。これ、結構理論が重要な頭を使う問題だよね。いい問題です。

[11]これ、難しいな。やっぱり1人当たりGNIと対応させて考えるんだけど、それだけでは解けない。韓国が政策としてネット環境の普及につとめたっていう背景がわからんと解けない問題だわ。①がアメリカ合衆国、②が日本、④がロシアなんだが、それぞれネットの普及時期が前後している。③が韓国で、中進国(NIEs)であるので「10%」に達した時期は日本より遅く1999年。しかし、上述したように政府の支援もあり、ネット環境は急速に整備され、「50%」に達した時期はアメリカ合衆国や日本より早い。あまりいい問題じゃないな。

[12]交通ネタは地理A特有。しかも正距方位図法をイメージしないといけないのが辛い。Cは東京の南西。東南アジアが主でしょうヨーロッパやアメリカ合衆国よりは便が限られているものの、極端に便数が少ないとも思えないので、④が正解に思います。違っていたらゴメンなさい(涙)。

[13]エジプトはピラミッドなど古代の遺跡の多い観光立国であるし、オーストラリアは人口も少なく「自国の旅行者が外国で使用した金額」は小さいと思う。よって「国際旅行収支」が大きくマイナスとなっているクが日本かな。たしかに近年日本は外国からの観光客が増加しているような印象もあるけれど、冷静に数字として捉えれば、こんなもんでしょ。

カとクについては素直に考えればいいんじゃない?ヨーロッパに近いエジプトにヨーロッパからの観光客が多く、カに該当。残ったキがオーストラリア。観光の問題も地理A特有。

[14]図がない!こりゃ無理だ。海底ケーブルの問題も地理A特有なので、地理B受験者には不要かな。

[15]これも地理Aっぽい問題。地理Bでは軍事同盟は出題されないからね。正解は③でしょう。①については、グローバル化により世界中のいたるところの文化が紹介されやすくなったのだから、英語圏以外の文化も我々は得やすくなっているわけで、この選択肢は誤り。②については、先進国ではEUの共通通貨ユーロもあるけれど、多くの途上国で同様のことがあるわけではない。誤り。④は、ソ連を中心とした軍事同盟がすでに解体しているなど、軍事機構は減少している。誤り。

[16]うわっ、これ何気に難しいな。アはヒマラヤ山脈に関する説明。中国とインドなどの国境に位置し、ユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレートの境界(狭まる境界)。正文。イはチベット高原。「中国最大の高原」という表現があいまいだが、間違ってはいないと思う。正文。ウはスーチョワン盆地。長江に沿う巨大な盆地。「上流」と言い切ってしまっていいのかちょっと疑問だが、間違いではないかな。正文。

答えは④だと思うのだが、おそらく「侵食平野」は違っていると思う。長江の河口に三角州が形成されていることからわかるように、長江沿いの平野は「沖積平野」であり、これは「堆積平野」に分類される。侵食平野は構造平野など。侵食平野と堆積平野は反対語である。

なかなか解釈が難しい問題。地理Bではあり得ないパターンかな。

[17]まず東京。「最寒月平均気温5度、最暖月平均気温25度」という数字をそのまま覚えておくべき。④が該当。なお温暖湿潤気候というケッペン気候区分を覚えておいても仕方ない。ソウルも同じ気候区分なのだ。

さらにウランバートル。4都市中、最も冷涼(寒冷というべきか)な気候がみられるはず。①に該当。最も高緯度に位置し、さらに内陸部であるため、気温年較差も大きい。ここもステップ気候という気候区分を考えるまでもない。

残った②と③。ここは降水量を考えればいいと思う。中国の沿海部では、北半部で少雨(年間降水量1000ミリ未満)、南半部で多雨(同じく1000ミリ以上)の気候がみられる。②ってどうかな。7月と8月だけで800ミリ近い降水量があり、100ミリを越える月が何ヶ月もあるのだから、合計で年降水量は1000ミリを越えていると思われる。華北に位置するペキンは少雨気候であるのだから③が該当し、残った②がソウル。ペキンについては(ウランバートルと同様に)、ユーラシア大陸内陸部の高気圧の影響により、冬季の降水量がほとんどゼロであることにも注目しておこう。

[18]③が誤り。C(華北)は中国の北半部の少雨地域(年降水量1000ミリ未満)に該当し、米作地帯ではない。

[19]カはMのコワンシー・チョワン自治区。高温多雨の米作地域であるため、チョワン族の人口規模は大きい。仏教は農業地域を基盤とした農業である。

キはLのチベット自治区。冷涼少雨の高原であり、ヤクなどの遊牧地域である。「独自の発展を遂げた仏教」とはラマ教(チベット仏教)のことで、湿潤アジアで信仰されている大乗仏教や上座仏教とは異なっている。

クはKのウイグル自治区。ウイグル人はイスラム教徒。シルクロードに沿う地域はアラブ人の交易によりイスラム化された。

[20]これ、よくわからないんだよな。サが中国、シが韓国、スが日本っぽいんだけど。「大皿」っていうのがいかにも中国なんやなぁ。

[21]これはおもしろいわ。まず「世界全体の輸出額に占める割合」から。「割合」とはあるけれど、それぞれ「自国の輸出額÷世界全体の輸出額」なのだから、分母は同じで、実数とみなして比較することができる。つまり貿易額は、①>②>③>④である。中国はアメリカ合衆国に次ぐ世界2位の貿易額を誇る国であり、①が中国。日本も貿易額は世界4位(ちなみに3位はドイツ)なので②が日本。

さらに「GDPに対する比」。日本の値が14.0%であるように、GDPが大きな国においてこの値はさほど高いものにはならない。そうなると、④が以上なのだ。174.0ということは、輸出額がGDPを超えている!人口小国のシンガポールはGDPも小さいはず(GDPとGNIは同じ。GNIが、1人当たりGNIと人口の積であることに注意)。④がシンガポールで、韓国が③となる。

[22]これもおもしろいね。西気東輸なんていうのは最近のキーワードだし、興味深い。西部の天然ガスを東部に輸送するということです。

これは③が違うのでしょう。多雨地域に南部から、少雨地域の北部へと水を送るのだが、古い時代に建設されたもので、農業用水や生活用水の供給が目的。工業ではないし、ましてや水力発電ではない。

[23]1

底辺の長さによって出生率および人口増加率が表される点に注意。

2;ウの方が乳児死亡率は低い。3;みられたのはイからアへの変化。4;ウは先進国型であり、まだ発展途上国ではみられない。

[24]1

アメリカ合衆国に注目。「高」のキが「穀物」、「中」のクが「人口増加」、「低」のカが「栄養不足」。

[25][26]1・4

1;遠洋漁業は1970年代以降衰退し、漁獲量は極めて少ない。

4;フェアトレードは「適正価格」。高価格により商品を購入し、生産者(アフリカの子どもたちなど)に還元する。日本ではまだ一般的ではない。

[27]1

合計特殊出生率が低い3と4が先進国で、日本とスウェーデンのいずれかに該当。女性の社会進出が進む3がスウェーデン、そうでない4が日本。

さらに1と2については、アラブ圏であり女性の権利が制限されているサウジアラビアが2であり、残った4がフィリピン。

[28]3

日本は難民の受け入れを行っていない。

([29]以降は地理Bとの共通問題です)

[29] ①;P~Qの東側って、市街地はおろか家屋さえほとんどないよね。誤文。

②;図の東端に巨大な山岳が見られる。正文でしょう。一応、Qと富良野岳の山頂、Rと富良野岳の山頂を直線で結んでみよう。この直線上に視線を遮るような高地は存在せず、QやRからは綺麗に富良野岳の山容がくっきりと眺められる。

③;中富良野町の市街地(道路沿いに建物が連なっている様子を観察しよう)はRを過ぎた南側に存在し、「R駅の到着直前」には該当しない。もちろん公共施設というのは◯の記号で示される町村役場のことなんだろうが、これも同様にRを過ぎてから。誤文。

④;土地利用記号を観察。東側には「田」に記号がみられ、やや遠くには「畑・牧草地」の記号も(*)。果樹園はみられないね。北海道はそもそも地面が凍結するような寒冷な地域であるので、果樹栽培には適さなかったりってするんだよね。誤文。

[30]高緯度であるだけに太陽高度は低いし、決して太陽光発電に向く緯度帯ではない。さらに地球は地軸を傾けた状態で太陽の周りを回っているので、緯度が高い地域では(夏は昼が長くなるけれど)冬は昼が短くなって、やはり太陽光発電には不都合。雪だって多いかもしれない(内陸部だからそうでもないのかな。でも全然降らないってことはないでしょ)。太陽光発電が北海道で有効とは思えず、①が誤りとなる。

②~④はいずれも雪対策。信号機が横向きだと雪が上に積もってしまうので、雪国では縦向きが一般的。雪で道路の境界がわからなくなってしまうので、上に標識を示している。深い積雪があっても大丈夫なように、そもそもの取り付け口を上方にしている。っていうか、やっぱ富良野って結構雪降るんや。いや、降るっていうか、融けない(日本で一番寒い地域だからね)から降った分だけ積もっていくってことなのかな。凍えるね~。

[31]①;たしかに駅の西側に市街地が拡大している。斜線で示される中層建造物のエリアが増えている。「主要な公共施設」については、1921年は町村役場(◯)、2004年は市役所(◎)。富良野は町(村)から市に格上げになったのだね。

②;空知川を確認。1921年の段階ではやや蛇行している。これが2004年にはほぼ直線状に改修された。両岸に土手(堤防)が建設され、河川の流れ自体も護岸工事がなされている。「

水処理センター」付近が顕著。川の流れ(グレーに着色されている)の境界部に内側に沿って小さな点々が連続しているのがわかるだろうか。これは「へい」の記号で、垂直に切り立っている様子を表す。自然の地形でこんな幾何学的なものはないので、これは人工的にコンクリートなどで河川の流れを固定化する工事を行ったということ。「護岸」というので覚えておくといいね。

で、ここからがポイント。「旧河道」というワードがある。蛇行河川を直線化した際に、堤防の外側にかつて川だった部分が切り取られて、残される。いわゆる三日月湖で、河跡湖ともいう。これは細長く、浅い水たまりみたいなもので、いつか干上がってしまい、帯状の低地となることがあり、旧河道と呼ばれる。かつて川だった部分が現在は陸地となったもので、排水性が悪いので家屋の立地には不向き(すぐに水がたまってしまうからね)。せいぜい水田として利用される程度である。

このことをふまえて、図を参照してみよう。上図を下図を比べてみて、かつて河道だった部分で現在鉄道や郵便局となっている部分があるだろうか。ちょっとそういう場所は見当たらないね。これが誤文とみていいんじゃないかな。そもそもがさほど極端な蛇行をしていたわけでもないし、流路が直線化されたとはいえ、元々の河川の流れはほとんどすべてが堤防(土手)の内側に収まってしまい、明確な旧河道はみられない。

③;たしかSに住宅やゴルフ場、スキー場はみられる。とくにスキー場には、索道(さくどう)の記号で表されるリフチが多数みられて、いかにもそれっぽい。

④;1921年、図の東部は広く湿原であり、とくに農業的な土地利用はみられなかった。「荒地」の記号が全体に広がっている。2004年はこの部分が「田」となっている。もちろん水田でオッケイ。「排水が行われた」かどうかはわからないけれど、とくに考慮しなくていいでしょ。

[32]Yの範囲を参照。東側半分の富良野岳の山麓は「丘陵部:と考えていいだろう。反対に、Qの上富良野町から南側にかけての一帯が盆地。等高線もほとんどみられず、平坦な地形であることが伺える。Pの位置する図の北東部一帯は、やや斜面って感じかな。P付近に「305」m、江幌付近に「287」m。平坦というわけでもないが、さほど急な斜面というわけでもない。

①;米の農家は南西部に集中。ここは盆地である。正文。

②;ジャガイモ農家は広く全体にみられるように思えるんだが。どちらかといえば北西部で数が多いように見えるけれど、盆地である南西部にもそれなりの数のジャガイモ農家はある。「盆地にはみられない」はさすがに言い過ぎなんじゃないかな。これが誤文でしょう。

③;数は確かに少ない(その分、規模は大きいのかもしれないけどね)。図の東部や北西部の丘陵地や緩斜面に分布する農家(っていうか畜産家)は多い。正文。

④;なるほど、農業に適さない土地であるかはわからないし、上富良野演習場もよくわからないけれど、たしかにいずれの農家も数が少ないエリアとして図の北東部がある。正文。

[33]「混合林」が出題された例は2009年にある(*)。でも、それは意識しなくていいと思う。ここでは小学校の理科の知識がそのまま登場。樹木は寒冷な方から温暖な方にかけて「針葉樹→落葉広葉樹→常緑広葉樹」の順に変化する。本問ではすでに「針葉樹」というワードは登場しているので、それがヒントになる。いきなり針葉樹から常緑広葉樹に飛んだらおかしいよね。針葉樹から落葉広葉樹に次第に移り変わっていく様子を考えばいい。両者が混在しているのだ。サは「落葉広葉樹」。

さらに、ここからは計算。自給率とは、国内消費量に対する国内生産量の割合のこと。例えば、100トンの小麦を消費するとして、しかし国内生産が10万トンだけだったら国内自給率は10%になってしまう。残りの90%分は輸入に頼っているわけだ。

これを本問に当てはめてみよう。2002年の自給率は「16920÷89195」で表される。同じく2012年は「20318÷70769」で算出される。

両者を計算してみよう。 「16920÷89195=0.1896」で、2002年の自給率は19.0%となる。また「20318÷70769=0.2871」で、2012年の自給率は29%。なるほど、国内自給率は上昇してる。シは「上昇」が入る。

もっとも、国内消費量が減っているのに国内生産量が増加しているのだから、計算するまでもなく自給率は上昇していることがわかるんだけどね。いちおう完璧を期すために計算してみました。「木材の自給率なんて低下してるに決まってるやん」なんて誤った先入観で解いてしまった生徒は間違える。数字が表されているのだから、ちゃんと計算しましょう。算数、大事だね。

(*)第1問問6。よかったら参照してみよう。ヨーロッパ中央部の植生について「落葉広葉樹と針葉樹が混じり合った森林」であることが問われる。これはもちろん「混合林」。関東地方以北の東日本でみられる植生。

[34] すごく引っかかる言葉があるのだ。「夏季」と「冬季」だよ。選択肢③参照。たしかに夏季のピークである7月の観光客数と冬季の同じくピークである1月を比較すると2倍ぐらいの違いがあるわけで、この選択肢についても正文っぽい。でもやっぱり「夏季」と「冬季」なんだわ。決して「夏季のピーク月」や「冬季のピーク月」ではなく、つまり「7月」でも「1月」でもない。夏季の定義は人によって違うかもしれないけれど、最も一般的なものとして「6月~8月」でいいと思う。冬季も同様に「12月~2月」と思っていいんじゃないかな。

2000年における観光客数を2つのシーズンについて比べてみる。6月が15万、7月が40万、8月が30万。夏季の合計は85万人。12月が15万、1月と2月がそれぞれ20万。冬季の合計は55万人。「2倍」には達していないので、これが誤文(正解)。

ちょっと苦しいんだけど、他の選択肢はツッコミどころが全くないと来てるから、こじつけでも何でもこれを答えにしないとしゃあない。

①;1970年と1980年を比べる。そもそも1970年から冬季の観光客数が突出していたが、1980年にはそれがさらに極端になった。

②;1980年と1990年を比較。夏季の数字が跳ね上がっている。

④;2000年と2010年を比較。5月や11月に数字が上昇している。春や秋にもそれなりの数の観光客が訪れるようになった。

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